大阪放送局

2008年6月2日 6時11分更新

友ヶ島 ロケ用に人気


和歌山市の沖にある友ヶ島が映画やドラマのロケ地として選ばれる機会が増えており、和歌山市は地元のPRになるとして、撮影を支援しています。

友ヶ島は、和歌山市の沖にある無人島で、昭和40年代ごろまでは多い時には年間約10万人が訪れる人気の観光地でしたが、最近では年間2万人を下回っています。しかし、4年ほど前から友ヶ島を映画やドラマのロケ地に使いたいという申し出が徐々に増え始め、和歌山市の観光課や友ヶ島の管理事務所には、昨年度の1年間に、テレビ番組の撮影の申し出が10件近く寄せられ、4月にもテレビドラマの撮影が行われたということです。
和歌山市は、島に旧日本軍の砲台跡などがあり、雑誌などで珍しい無人島として紹介されたことなどで注目されたのではないかと見ています。
和歌山市観光課の瀬崎典男課長は「問い合わせも増えているので、和歌山に興味を持って頂くという部分ではものすごく影響力が大きいと思います」と話しています。和歌山市は、地元のPRになるとして、エキストラの確保や送迎の船の手配など、撮影を積極的に支援しており、今後もロケの誘致に力を入れる方針です。