岡山放送局

2008年6月1日 21時15分更新

自転車で携帯・傘は禁止

自転車による事故の多発を受けた道路交通法の改正で6月から走行中に携帯電話を使ったり、傘を差したりすることが禁止されるため、警察では、街頭や学校での指導を増やして自転車のマナーの向上をはかっていくことにしています。

警察庁は、自転車の絡む事故が全国的に多発していることから、道路交通法のうち自転車の運転ルールなどをまとめた「交通の方法に関する教則」を30年ぶりに見直しました。

この見直しで6月から携帯電話を使ったり、傘を差したりして片手で運転することやヘッドホンを付けて運転することが禁止されます。

岡山県警察本部によりますと、去年、県内では、7月7日に岡山市で自転車に乗っていた小学6年生の男の子が車にはねられて死亡するなど、自転車の事故による死傷者は3810人にのぼり、10年前よりおよそ40パーセント増えました。

このうち小学生から高校生までと65歳以上の高齢者が半数以上を占めるということです。

このため警察では、自転車の運転ルールについて街頭や学校での指導を増やしてマナーの向上をはかっていくことにしています。