カメルーン代表のエトーが記者に頭突き
イタリアへの移籍のうわさにいら立っているのかもしれないが、サミュエル・エトーは今回ばかりはやり過ぎてしまったようだ。インテルとミランがオファーを出しているバルセロナのFWエトーは、カメルーン代表としてアフリカ・ネーションズカップ予選と2010年ワールドカップ予選を兼ねたカーボベルデ諸島との試合に出場するため母国に戻ったが、そこでの記者会見が乱闘騒ぎに発展してしまった。エトーは彼を批判した記者に頭突きを食らわせ、記者は唇に傷を負った。エトーのボディガードたちも乱闘に割って入り、リポーターの手を骨折させた。
エトーの犠牲となったのは、ヤウンデのラジオ局の記者フィリップ・ボニー氏。彼は以前からエトーの批判を続けていた。エトーは彼の態度が気に食わなかったようで、会見の終了後にボニーの元へと向かって攻撃を加えた。マスコミとサッカー協会の関係は非常に険悪(協会は練習を取材する記者の数を制限している)で、エトーはこの騒ぎを起こす前にも居合わせた記者全員に罵声を浴びせていた。
乱闘騒ぎが収まった後、取材に訪れていたテレビ局のカメラや、乱闘の場面を収めたいくつかの携帯電話が消え失せていた。地元メディアの主張によれば、カメルーンサッカー協会のスタッフ数名がどこかへ持ち去ったようだ。
(C)SPORT
[ スポーツナビ 2008年6月1日 12:28 ]
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