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最終更新:2008年5月31日(土) 14時10分

FBI便宜で暴力団組長が肝移植、米紙

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 日本の暴力団の組長が7年前、FBI=アメリカ連邦捜査局による特別のはからいで、ロサンゼルスの有名病院で肝移植の手術を受けていたと、30日付のロサンゼルス・タイムズ紙が報じました。

 ロサンゼルス・タイムズ紙によりますと、指定暴力団・山口組系後藤組の後藤忠正組長が2001年7月、名門とされるUCLA=カリフォルニア大学ロサンゼルス校の病院で肝移植手術を受けたということです。

 タイムズ紙は、「組長は犯罪歴のため米国への入国が禁じられていたにもかかわらず、FBIが特別にビザ発給の便宜を図った」としています。

 当時、ロサンゼルス地区では、年間およそ200人の患者が移植を待ち望みながら、ドナーが現れず死亡するケースがある中で、組長は渡航からわずか2ヶ月後に手術を受けたと指摘しています。

 こうした異例の扱いについて、タイムズ紙は「日本の暴力団組織について情報を必要としていたFBIが取引を行ったもの」として、2000年からの4年間にほかの3人の暴力団関係者も同様に肝移植手術を受けたと指摘しています。

 病院側はJNNの取材に対し、「患者個人に関することは答えられない」としながらも、「医療的な要請に基いて患者を扱うのであって、患者に関して道徳的な判断をすることはない」と答えています。(31日10:11)



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