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辞令ないが“退任確実”…許世楷氏の送別会に800人

6月1日21時44分配信 産経新聞


 台湾の大使館にあたる台北駐日経済文化代表処で代表を4年近く務めた許世楷氏(73)の送別会が1日、都内のホテルで開かれた。3月の台湾総統選で馬英九氏が勝利し、国民党が民進党から政権を奪い、許代表の退任が確実視されている。送別会は許代表の処遇について辞令など具体的な指示がいまだない中での実施。

 会には、安倍晋三前首相やジャーナリストの櫻井よしこ氏ら約800人が駆けつけた。日台関係60団体の共同開催で、「私のなかのよき日本」などの著者で児童文学者としても知られる盧千恵夫人(71)ともども、許代表夫妻を送る会として開かれた。

 冒頭、安倍前首相は官房長官時代に取り組んだ日台関係の実質的強化策を披露しながら、「許大使には今後も日台関係を強化していただきたい」と語った。また、「台湾は私の生みの親。育ての親は日本。どうぞ両国がいつまでも仲良しであってほしい」と語った歌手のジュディ・オングさんは歌声でも許氏の功績をたたえた。

 許氏の代表在任中にはノービザで渡航が可能になり、運転免許証を日台相互で承認。日台関係は年間250万人が相互に行き来する関係にまで発展した。

 独立運動を率いた許氏は国民党政権ににらまれ、33年間台湾に戻れず、津田塾大学で教壇に立った。その経験を生かし、代表赴任直後から雑誌「正論」など論壇でも活躍、台湾と日本の将来について積極的に発言した。

最終更新:6月1日21時44分

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