1日に打ち上げられるスペースシャトルに搭乗する星出彰彦宇宙飛行士(39)の母校、つくば市の茗渓学園中学校高校で31日、全校生徒が集まった激励会が開かれ、星出さんから後輩たちへのメッセージも披露された。
体育館に約1500人の生徒や教諭が集まり、星出さんの任務や、在校時のエピソードなどが紹介された。個人課題研究では、高校1年のテーマが「スペースシャトルの構造と原理及びその将来の予想」、2年が「スペースシャトルについて」と、当時から強い関心をもっていたことが紹介された。
また、星出さんの同期の卒業生など約40人が、応援歌「ロボットアームで抱きしめて」を合唱。「つらくなったときは、臨海訓練など茗渓学園で苦しい中、みんなで協力し合って達成できたことを思い出してください」などとする応援メッセージが読み上げられ、「あたたかい励ましの言葉をありがとう。皆さんも、自分の『夢の実現』に向けてまい進してください」とする星出さんからのメッセージが披露された。
柴田淳校長は「みんなの中に夢の実現という言葉を刻んでほしい。また星出さんが実現していく夢をみんなで応援してほしい」などと話した。
メッセージをメールで受け取った生徒会役員で水泳部の後輩でもある吉田李帆さん(16)は「すごくうれしかった。私たちに直接返事をもらえるとは思っていなかったので、すごい」と話していた。【石塚孝志】
毎日新聞 2008年6月1日 地方版