2008年6月1日 10時20分更新
中国の内陸部で起きた四川大地震の被災地を支援しようと、31日、岡山市で中国の民族楽器などを使ったチャリティーコンサートが開かれました。
これは、岡山県内に住む中国人などで作る岡山県華僑・華人総会が開いたもので、岡山市の会場には、およそ100人が集まり、はじめに全員で地震の犠牲者に黙とうをささげました。
そして中国の四川省に帰国していた際に地震にあった岡山大学の留学生が「予想外の揺れでテレビが机の上から床に落ち頭が真っ白になりました。最後まで救援活動を支援をして下さい」と訴えました。
このあとコンサートが開かれ、四川省出身で県内に住む劉習韻さんと陳智蓮さんが中国の民族楽器の二胡や揚琴を使った演奏を披露しました。
竹などでできた弓や棒を使った二胡や揚琴が奏でる柔らかい音で浜辺の歌や四川の代表的な民謡などが演奏されると、訪れた中国の人たちは故郷に思いをはせているようでした。
華僑・華人総会では31日までに会場や街頭などで集められた募金を来週はじめに大阪の総領事館に持って行き、被災地の救済に役立ててもらうことにしています。