福岡放送局

2008年6月1日 6時33分更新

博多湾で貨物船衝突 転覆


31日昼すぎ、福岡市沖の博多湾でツバル船籍のコンテナ船と日本の貨物船が衝突しました。貨物船は転覆しましたが、双方の乗組員にけがはなく、海上保安部で詳しい状況を調べています。

31日午後0時25分ごろ、福岡市西区の能古島の東側およそ3キロの博多湾で、ツバル船籍のコンテナ船「SITCYANTAI」4632トンと日本の貨物船「海寿丸」199トンが衝突し、海寿丸が転覆しました。
海寿丸には3人が乗り組んでいましたが、船が転覆し、海に浮いていたところを近くにいた小型の船に救助され、けがはありませんでした。
また、コンテナ船に乗っていた中国人の乗組員20人にもけがはありませんでした。
ただ、転覆した海寿丸からは大量の油が流れ出して海上に広がったため消防や海上保安部が油処理剤をまくなどして対応にあたりました。
海上保安部の調べによりますと、海寿丸は、博多港から香川県に向かうところで、コンテナ船は、29日、中国の青島を出港して、31日の午後、博多港に入るところだったということです。
海上保安部では、双方の船の乗組員から話しを聞くなどして、事故の詳しい状況を調べています。