福岡放送局

2008年6月1日 6時33分更新

火事現場に遺体 身元調べる


31日夜、福岡県久留米市で住宅2棟が全半焼し、火元の住宅の焼け跡から遺体が見つかりました。焼けた住宅の人たちは全員無事が確認されており、警察では遺体の身元を調べるとともに火が出た状況などを調べています。

31日午後9時45分頃、福岡県久留米市江戸屋敷一丁目の配管工、田中紀夫さん(67)の住宅から火が出ました。
火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅およそ66平方メートルが全焼したほか、隣にある田中さんの兄の家にも燃え広がり、木造2階建ての住宅が半焼しました。
この火事で、火元の田中さんの住宅の焼け跡から遺体が見つかりました。
出火当時、田中さんは妻と2人で家にいましたが避難して無事で、兄の一家も無事が確認されたため、遺体は焼けた住宅に住んでいる人ではないということです。
このため警察では遺体の身元を調べるとともに、近所の人が「男が家に火をつけていた」と話していることから、放火の疑いもあるとみて火が出た状況などを調べています。