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日本人に謝りたい(ユダヤ長老が語る戦後処理の真実)
  正邪入り乱れての世界政府樹立への道は日ユ協調が鍵になるか

ユダヤと日本謎の古代史
  【ユダヤと日本謎の古代史】
著 者 マーヴィン・トケイヤー

訳 者 箱崎総一

発行者 小野沢公男
発行所 学校法人産業能率大学出版部
初版発行 昭和50年6月25日
21版発行 昭和59年6月30日


〈書者紹介〉
マーヴィン・トケイヤー(MarvinTokyer)
1936年ニューヨーク市生まれイエシバ大学卒業・1968
年.日本ユダヤ教教団のラビとなる。
著書【ユダヤ5000年の知恵】【ユダヤ知恵の宝石箱】等多数

く訳者招介〉
箱甫崎総一(はこざき・そういち)
1928年福島市生まれ。1952年岩手医専卒業後、新潟大学
医学部にて精神医学専攻。医学博:L 日本エッセイスト
クラブ会員。多摩美大講師。
著書r脳の神話Jrユダヤ式思考法】【ユダヤ人の思想】
【頭脳のメカニズム(訳)】等多数.
     訳者あとがき

 この本の校正刷りが出来あがり、そろそろ校了という頃に、突然ラビ・ト
ケイヤー師から電話がかかってきた。
 「新しい資料を発見した。とても興味深い内容だからぜひ今度の本に入れ
ることにしよう」
 彼の息せき切って早口にまくしたてている声が電話ごしによく聞きとるこ
とができた。そこですぐに私は原宿にある私のオフィスでトケイヤー師と会
うことにした。
 彼は百ページぐらいの薄いヘブライ語の本をこわきにかかえて飛ぶように
やってきた。
 その本はアブラハム・ゾソシャイン (Abraham SOnnschein)というユダ
ヤ人によって書かれ、一九六四年、イスラエルのテルアビブにおいて出版さ
れたものである。本のタイトルは『失なわれた十の種族』となっている。
 早速、私たちはこの本を読んでみた。ラビ・トケイヤー師がヘブライ語か
ら英語に訳し、それを私が日本語になおすというめんどうな方法で、私たち
は日本語のメモを作りあげた。

 この本には、シルクロードとユダヤ人とのほかに、日本人について、大変
興味深いエピソードがたくさんのっていた。
 私たちは、この資料をなぜもっとはやく入手できなかったのかと残念がっ
たが、幸いまだ校正の段階だったので、そのうちのいくつかをあとがきの中
に収めることにした。一
 以下は、この本の興味ある内容をかいつまんでまとめたものである。
 「印度のボンベイ市にユダヤ人のラビ・モーゼス・ヤフェという人が住ん
でいた。
 彼はある時、印度を旅行している日本の仏教僧侶に出逢って話を聞いたこ
とがあった。
 その日本人僧は、日本人の祖先はユダヤ人と関係があると断言した。その
理由として、発掘された大理石彫刻(それは二、三〇〇年以上も昔のものと
推定されたそうだが) の表面に人物像が描かれており、その顔はまさしく
ユダヤ民族(セミティック族) に特有な特徴が認められたこと。さらにそ
の人物のつけていた衣服は古代ユダヤの様式であって、衣服にはフサがつけ
られていた。また、この日本人僧ほ日本の古い祭祀にはユダヤ教の名ごりが
認められると、語ったそうである。」
 そのほかつぎのような詰ものせられている。
 「イエルサレムの有名なラビ・メナヘム・モーリバは、旧満州国のハルビ
ンに居住して73いたユダヤ教のラビ・キシレフから次のような極めて不思議
な、そして極めて信憑性の高い話を聞いたことがあった。
 それは日本軍部が満州地方(現在の中国の東北地方)を占領した直後の頃
であった。ある日、ハルビンにあったユダヤ教の教会堂(シナゴーグ) に
立派な服装をした三人の日本人がやってきた。そして、その中の一人が言う
には、これからの私の個人的な話は極めて高度な秘密によって守らなければ
ならないから、ラビ・キシレフと二人だけで話しあいたいということであっ
た。そこで二人の日本人は帰り、あとにはラビとこの日本人の二人だけが残
った。
 まず、その日本人はこれからの話はあなたが生きている間には絶対に他人
に話さないという約束を守ってくれ1と言うことであったので、ラビ・キシ
レフはその約束を守ることを誓った。
 これからの話はこのラビ・キシレフが死ぬ直前に、その臨終の床で当時、
最も高名であったラビ・メナヘム・モーリバに告白した内容にもとずくもの
なのである。
 こうした約束を交わしたあとでその日本人は自分自身の身分を明かした。
彼は日本の皇族の一人であった。
 彼が子供の頃、宮城に時々訪れてくる外国人商人がいたそうである。この
外人は高い教

83育を受け、いろいろな知識をもっていたので、このユダヤ商人と彼はいろ
いろな問題について話しあうようになった。          二人が非
常に親しくなったあとで、この日本の皇族は、子供のころから皇族の間でう
わさされている天皇家の祖先はユダヤ人であるかもしれないといううわさを
話した。
 このようなことから、この皇族は、ユダヤ人の歴史とその宗教について深
く勉強しょうと思ったのだそうである。そして、彼はついに個人的にはユダ
ヤ人として生活し、公的には日本の皇族としてふるまおうと考えるようにな
った。この皇族が結婚するようになった時、彼は自分の妻にもユダヤ文化の
教育をしようと思ったが、その際当時の日本には、ユダヤ教のラビが一人も
いなかったので、満州のハルビンにあったユダヤ人の教会堂にまではるばる
やってきたというのであった。
 そこで、ラビ・キシレフは、皇族の妻の教育のために彼自身の一人娘を日
本に派遣した、というのである。」
 そのほか、次のような詰も書かれている。
 「南アフリカ連邦にM・スピールマン博士という学者が住んでいた。彼は
日本人の起源がユダヤ人であるという説を深く信じていた。彼は死にのぞん
で、彼の遺産のすべて五十万ポンドをこの日本人=ユダヤ人起源説について
の研究資金としてイスラエル国家に寄贈した。この資金は現在でも、日本人
学者がイスラエルに旅行する時の旅行費用などに使用されているという。
 スピールマン博士自身は、川守田などの日本人研究者と接触し、自分でも
研究していたようであるが、彼の死によってこの研究が中断されたのは残念
なことである。」
 このような内容のヘブライ語を日本語に直しながら、ラビ・トケイヤー師
は二十数年前に書かれたスピールマン博士の自筆の手紙をもっていると話し
てくれた。93
 さて、最後に本書の成立の過程について書いておくのは訳者としての義務
であろう。
 日本における唯一のユダヤ教のラビ (導師) であるM・トケイヤー師
と私は、ここ数年来の友人だが、彼との対話の内容がたいへん興味深いので
、それを本にしてみようということになった。
 さきに産業能率短大出版部から出版した『ユダヤ知恵の宝石箱』もこの本
と同様、私とラビ・トケイヤー師との対談(英語)を翻訳したものであった

 ラビ・トケイヤー師は非常にユーモアに豊んだ人物である。彼がまだ大学
生の頃、アルバイトとしてやったのはコメディアンとして二流劇場の舞台で
人々を笑わせることであっ

た ー という話も、なるほどと納得させられるのである。
 現在の日本にはさまざまの偽ユダヤ人の著書が横行している現状だが、そ
のうちでもとくにイザヤ・ベンダサンという著者のものは、完全にユダヤ人
の筆になるものではないとラビ・トケイヤー師は断言している。この点につ
いては、本書の姉妹編である『ユダヤ知恵の宝石箱』に詳しく書かれている
のでぜひご一読をおすすめしたい。
 この本が現在見るような形で出版されるためには産業能率短大出版部の板
木好男氏の並々ならぬ御協力のあったことを紙面を借りて一筆御礼申しあげ
たいところである。五昭和十年初夏        訳者しるす
 
本書も昔買って置いた本ですが、引っ張り出してきたものです。
モーゼ翁も本書の著者を認めていたことで、参考書に加えました。目次だけからも結構創造できますが、これも実際に本を読んで戴くことです。
ユダヤと日本「謎の古代史」
      古い昔のことを語るまえに

     一 発端・シルクロード:・(一)
                   絹の商人…(三)
              古代旅行者の心境…(胃Y
            絹の道は何本もあった…(七)
               ある英国人の指摘…(一〇)
      シルクロードの始発と終着点の類似…(三)
               さまざまな類似点…(一大)
              祀園祭りと旧約聖書…(一九)
     朝鮮半島からやって来たユダヤ人?・:(ニ二)
二 古代日本史の謎・ユダヤ文化の影響?…(云)
      塩の話・古代ユダヤと日本の習慣…(二九)
                 みそぎの習慣…(三)
                 護符とお守り…(三田)
      赤い神殿と朱い神社…(宍)
         鏡のもつ意味…(四一)
日本の神官と古代ユダヤ僧侶の衣服…(四五)
    吸血鬼リリスと鬼子母神…(宍)
  山伏の兜巾とヒラクティリ1…(彗)
       日本人=ユダヤ人説…(墓)
          聖なる山の頂‥・(宍)
      ほら貝とショーファ1…(大田〉
           ひずめと足袋‥・(犬七)
三 日本人=ユダヤ人説(概説)…(三)
          祇園とシオシ…(芸)
      「嘆きの壁」の菊の紋:・(宗)
              男根崇拝:・(完)
 民謡のはやし言葉はヘブライ語?・(〈三)
      秦氏はユダヤ民族か?:((六)

           幸運な数…(九〇)
     ユダヤ難民と日本人…(窒)
         藤沢博士の説…(窒)
   ラビ・グリソバーグの説…(九九)
      日本のキリスト伝説…(萱一)
         竹内文書の怪…(一〇火)
      日本人のキリスト観・‥(岩九)

四 八@膵鏡をめぐる論争…(≡)
   三笠宮殿下の無言の微笑…(二五)
      三笠宮とヘブライ語…(二八)
       晩餐会の日本女性…(三一)
    オリエソト学会と三笠宮・‥(一云)
 八@爬鏡に刻まれた古代文字?…(一兵)
       学問的研究が必要:・(三九)
       川守田説への批判…(l三)
て鮎増〉′關代几碑j増議
 五 絹の道と絹の人…(毒
     絹と古代ユダヤ人…(垂)
     古代旅行者の心理:・(彗)
  無視されたヘブライ語文献‥・(一望
     繊維業とユダヤ人‥・(善)
大航海時代のユダヤ人航路案内考:(毒
   アジアのユダヤ人居住区…(重)
 中国に呑みこまれたユダヤ民族…(一六〇)
        シナ系ユダヤ人:・(重)
  ヘブライ語とイソドの方言…(一芸〉
         刀筋教の秘密:・(云)
 中世ヨーロッパのユダヤ商人:・(云)
     綿と宝石とガラス琴:(重)
  古代の通商とユダヤの律法:・(真)

        潜伏したユダヤ人・マラノ…(一完)
六 シルクロードに残された足跡…(一(五)
         シルクP−ド探検の概略…(一八七)
                  道の人々…(一望)
          アラブ人とシルクロード…(一九七)
            シルクロードの都市…(ニ8)
         ヨーロッパのはじめての象…(ニ〇五)

   七 失なわれた十種族の謎…(ニ〇九)
          キリスト教とユダヤ教…(ニ〓)
               景教徒の秘密…(三田)
             残された景教資料…(l二六)
            日本へ来た景教徒?…(ニ一九)
           ユダヤ人追放の意味…(ニニニ)
       失なわれたユダヤ十種族の謎…(ニニ六)
ユダヤ 一 景教‡日本・

    訳者あとがき…(一言)