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お湯 わいとう? このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-05-31-土

[][]あとで読まない

先週の日曜にブックマークについて,思ったことを書いたのですが,この1週間は鬼のような日々で,あとで読む新聞も,RSSフィードも溜まりまくり.....昨夜RSSのほうをだぁ〜っと目を通し,今日昼寝後ようやく「あとで読む新聞」から拾い読みできる状態になりました. ということで,ちょっと古いのですが,マイコミジャーナルの【連載】Google世代の整理術「デジタル情報整理ハックス」 で 2008/05/26付け 佐々木正悟さんのエントリー 「よくある問題 [あとで読む]でも読まなくなる」 とっても同感です. 出会った当時はとても便利なツールだと思ったのですが,僕の場合「あとで読む」=「あとで読まない」,つまりブックマークしただけで結局あとで読んでないことばかりでした. 佐々木さんはここで,さすがに考えることが違います.

あとで読む]専用リーダーを Thunderbird2.0 で作る

ことをされました. なるほどですね. メーラーを使い分けて,Thunderbird をあとで読むを受信することに特化したわけです. 僕はほかの人が登録したあとで読む新聞を選択した. でも佐々木さん はあくまでご自分があとで読もうと思った記事にこだわりを持たれた. このあたりが,一般人とギークとの差なんでしょうね. 僕自身今「紙コピライト」をあとで読む代わりに使ってますが,佐々木さんを見習ってちょっとやり方を変えてみよう. これもTB打てないようなので,リンクだけ.

[]またまたEvernote

実は先ほどのエントリーの続きなんですが,昨日書いた 「EVERNOTE【情報管理ツール】」 ...これリンクはるのをうっかりし損ねてたんですけど,佐々木さんのご担当のエントリー. 「 情報を一元管理するための管理ツール2点」 (←すみません,これ2008/05/29付けエントリーでした) Evernoteがもうひとつよくわからんのですが,紙コピのweb版と考えればわかりやすいのかも..... とするならば,紙コピする代わりに,自分自身で気づいたものをEvernoteにストックしていってって方法もあるわけだすよね. もう一回よ〜く読んでみよ.

[]FacebookログインしてTwitterいれたら.....わけわかめ

あすなろBLOGで 「Facebookにログインしたらコレを入れろ 〜Facebookオススメアプリ〜」 ってエントリーがあっったので,早速やってみた. つぃった と ふぇいすぶっく を連動させるアプリって何だろ?? あれ〜 つぃったが実名になってしもた. ん? ん? なんだかよくわからないが,どうなってんだろ? なんもわからずやっちゃうと後で困る. けど,思わずやっちゃう. 後で考えよう.....

[]職場に私物PCを

NET Japan 2008/05/23付けエントリー(あれ,今週のあとで読む新聞なのに古いなあ) 「これからは職場に私物PCを持ち込む時代に」 がある. そうか,そうなればいいな〜. だけど,危険がいっぱいですよね. まず僕の職場のような個人情報のカタマリのような部署では無理でしょうね. だから,せめていい機器を貸与してほしいです. 最初に断わっておきますが,僕はタッチタイピングもできませんし,周りのPCのことをよくわからん奴らより少しだけましというレベルの人間です. そんな僕でも,会社の環境はあかんな〜と感じる. なんといってもノートの液晶が貧相. あれ,何なんだろうな? VGAのうえのクラス程度? XGAでしょうか? なんせ狭すぎる. 僕のような近視+乱視(ほとんど弱視)に老眼がかかると,手元の資料と液晶の間を行ったり来たりするのに,もう大変! いちいちメガネ外して手元を見ると液晶は全く見えないし,文字を大きくすると液晶が小さすぎて不便! 手元の資料は虫眼鏡で見る...なんせ人の何倍も時間がかかります. だから,家では液晶だけはおごってHD対応(WUXGA)の24インチ. これだけあれば今の僕の視力でも不便さは感じません. ゲームしたりハイビジョン見たりするための解像度ではないんですよ. 僕の場合. 見えないから必要なわけ. 年とるっちゅうのは大変ですねえ.

[][]いま,SSDが熱い!

SSDについて調べてみた. フラッシュメモリドライブ(Solid State Drive) ,なんだか僕のような年代のやつにはソリッド・ステイト・キドカラーって(確かそうだったと思うんですけど)大昔のカラーテレビのコマーシャルが頭に浮かびます. 日立でしたね. カラーテレビが高嶺の花の時代のこと. そのSSDもどんどん技術が進み,いまや 1.8インチで256GB! などと GiGaZiNEに載ってるだけあって,凄いですよね! 一般のノートPCだったら2.5インチですからもっともっと大容量なわけだ. でもよく理解できないことがある. ちょっと前までHDDに代わるシリコンディスクなどという触れ込みで,いろんな情報が流れていましたが,今そこにあるSSDは転送速度が,HDDと比べて早くもなんともないのです. 物理的に動く部分がないから故障はないといっても,なんでこんなに遅いのだろう? HDDが読み出しも書き込みも100MB/sに到達しているのに,なんでSSDが57MB/sとか32MB/sとかに甘んじているのだろう? まだ開発段階だから? そういえばAsusteckのEeePCが出た時も早くなかったような気がする. なんでかな?

[][]ISOとofficeがshakehands!

あっれ〜?なんでこんなに前の記事があとで読む新聞に載ってたんだろ?という疑問はさておき,ISO(アイ・エス・オーまたはアイソと読みますね)つまり国際標準化機構の公式文書フォーマットにMS−officeが承認されたらしい. 僕は別にアンチMSでもなんでもないけれど,office2003が使いやすかったのに2007が何であんなにUIが悪いんだろうと(僕が慣れないだけかもしれないが)と反感を持ってるひとりです. おまけにOSもvistaではなく枯れたxpがいいのにもうすぐ販売しなくなる,という面ではMSに対し文句のあるところではあります. まあ職場がvistaになってoffice2007になれば,自宅の環境もそうするんだけど,僕にとってPCは,あくまで書斎の道具です. ゲームマシンではありません. おまけに廃物利用の自作派で,かつ貧乏人なので,かなり基幹ソフトへの出費が痛い人種でもあります. 裕福な人はなんともなくても,僕にとってOSやofficeの買い替えは非常に痛い出費です. まあ,何はともあれ早く職場のosやoffice環境が今後どういう風に整備されていくのか,その方向性が早いうちに明らかになることを祈ろう. う〜んこれもTBは不可のようですのでリンクのみ.

[][]タグについて考えてみる

マイコミジャーナル 2008/05/19 佐々木正悟氏 【連載】Google世代の整理術「デジタル情報整理ハックス」 1.よくある問題「タグ」を扱う難しさ  これは,前述のシゴタノ 2008/05/29付け 佐々木正悟氏 のエントリーの中の 「タグ付け3原則」 に関するリンク部分ですが,このタグというものについて.もう一度勉強してみます.

まず「タグ付け」というのは,これまで「フォルダ分け」では不可能であった,情報に複数の属性を持たせる新しい分類方法であるということ. この大前提があります. ただし,佐々木さんのエントリーにも書かれているように,「表現揺れ」という大きな問題があるということ. fuzzyではないわけですね. つまり,「ライフハック」と「ライフハックス」と「Lifehacks」は別のものというわけです. さらに「意味の表現揺れ」があると佐々木さんは書いています. 「ライフハック」と「仕事術」を統合すべきなのか,分類しておくべきなのかという問題です.

佐々木さんのタグとして使いものになり得る基準というのは次のとおりです.

タグの名前を変えることも、統合もできる。該当記事がなくなれば、タグも一緒に消える。

そして,彼自身がタグの3原則と名付けている重要事項が以下のとおりです.

1.入力時のタグのリストアップ機能

2.タグの編集機能:タグの置換や削除が容易にできる

3.タグの並び替えができる

↑ この部分は,佐々木さんのエントリーを見てたぶんこういうことをおっしゃっているんじゃないかという,僕の主観でまとめましたので,間違っておればご指摘ください.

このように、分類するのは良いけれど、一度分類してしまうと後から簡単に分類し直すことができないのが、ネットで情報整理することの大きな問題です。タグ付けとは結局のところ、情報を個人ユースにするためのデータベースですから、これにどれほどのエネルギーを費やすか、どれほどの時間をかける価値があるかは、慎重に考えてみる必要があるでしょう。

自分で情報をまとめる行為が、とても有意義に思えるのは事実です。私もそうした気持ちを強く持ちます。しかし、大量にはてなブックマークに保存してあっても、いざ情報を探す時には、Googleで検索してヒットさせることがとても多いのです。

タグは万能ではないけれども,現時点で,大量の情報を個人ユースでデータベース化するためになくてはならないもの というところでしょうか.

[]たばこ

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モトケンさんの2008/05/31付けのエントリー 「タバコ一箱1000円」 僕は喫煙しないので1,000円になろうがなろまいが,どうでもいいと言えばどうでもいいのですけど,昔吸ってた人間として,今の喫煙者にひとこと. タバコはし好品ですから喫煙そのものはその人の自由でよいと思います. だけど,僕が禁煙してからものすごく感じたのが,嫌煙権の問題. 喫煙してはいけない公共の場でスパスパ吸われると,たばこを吸わない人はものすごく困る. やめてから初めて知りました. それと,歩きたばこの危険なこと. 自分の子供を手を引いて歩いていると,本当に怖い. 僕は吸っていた時でも掌で火種を包み込むように持ってました. やっぱり危ないからです. 吸いたい人が自分ちや喫煙所で吸うのは一向に構わない. でも,道路で歩きながら吸ったり,バスを待ってる列で吸ったり,その辺に投げ捨てたり,そういうことはやめてくれませんか? 特に僕はこれを自分の勤務先の連中に言いたい. まあ,何度も(面と向かっても言いますし,○○委員会で提案もしますけど)言ってるけど,僕にはなんの力もないから無視されるだけですけどね. 赤の他人がしていても腹が立つだけで済みますが,自分の会社の馬鹿どもがそんなことしてると,本当に恥ずかしいです. スーツの胸に会社のバッジをつけてどこでもスパスパ.....お客様に対してだけでなく,社会人として,恥ずかしい. 殴ってしまうと自分が懲戒免職になるので,手を出すことはしませんが,吸っているタバコを握りつぶすくらいならええかな. こんどからそないしましょ.

2008-05-30-金

[]GREE と Facebook

な〜んもわからん,わからんと言いながら(ほんまにわかってないのですが)GREEにもFacebookにも登録してしまいました. これからいったい何をしようとしているんでしょ? 古いですけど.....友達の輪? 問題は言葉の壁ですね.

2008/05/31追記:ネット雑記 〜3年後のネットが見えるかも〜 で 「Facebookの歩き方 − 入門編:登録してからやることのリスト」 という,僕のようなものにぴったりなエントリー発見!しました!

[]脳内写真

メモです. 日経ビジネス Associeの2008/05/29付けエントリーに, 「見ているものを写真のように記憶する「脳内写真」の技術」 があります. 脳内デジカメの使い方です. 簡単な訓練で可能になるそうです. 僕の脳みそでも可能だろうか?

その光景を一言で表現する言葉を考える(ラベリング)。もし、その写真にタイトルを付けるとしたどうなるかという感じでもよい。

例えば、「赤い鉄骨」「右に横断歩道」「青い扉」といった感じだ。言葉が決まったら、その風景をじっと見つめて、こめかみにカメラのシャッターのボタンがあるかのように意識して、実際にこめかみを押し、小声で「カシャ」と言う(ピクチャリング)。できればそこで時計をちらっと見て、時刻を印象付ける(タイムスタンプ)。

ポイントは、言葉を決めるラベリング、視覚を印象づけるピクチャリング、時刻で整理するタイムスタンプの3点だ。なかでもラベリングが欠かせない。

これはすごいハックだ.

[]ギネスに挑戦!

FIREFOX3の 「24 時間最多ダウンロードソフトとしての世界記録挑戦に、あなたも参加しませんか? 」 に思わず登録してしまった. 僕もギネスに貢献する一員となる.

[]EVERNOTE【情報管理ツール

これもメモ. シゴタノ!2008/05/30付けエントリーに,今僕が登録したけどぜ〜んぜんわかってないEVERNOTEのエントリーがあった. 結局読んでもわからなかったが,まあそのうちに理解できるんだろう. すごい機能なんだという認識でいまのところはokということで..... 今日は佐々木正悟さんのご担当.

2008-05-27-火

[]地頭力を鍛える

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

読み始めてすぐ,こいつぁスゴ本だ!って思いました. 『はじめに』を読んだだけで,ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!! ときました. なんてたって,あなたは日々の暮らしの中でどこまで本当に自分の頭を使って考えているだろうか?ってはじまるんだから. そして「コピペ思考」という日経の記事. インターネットへの過度の依存.....まるで自分自身のことをズバリ言われているように,グッサリ刺さりましたよ. インターネットの向こう側にある情報の大海は諸刃の剣ってのは確か梅田さんも言われてましたけど,ネットへの過度の依存は思考停止を招くなんて,恐ろしいですね. でも,書いてある通りだ. 「コピペ」は便利だけど,ただそれだけでなんだかわかった気になります. ほんとうに怖い. 検索窓でタイピングするのをちょっと待てよと言う. その前に自分の頭でまず考えてみよと.


この本では基本的な「考える力」のベースとなる知的能力を「地頭力」と定義づけています. そして,その力を養うためのツールとして,『フェルミ推定』というのを提唱しています. それはこの本の例でいえば,日本全国に電柱は何本あるだろうか? という問いに対し,限られた情報でつかみどころのない数値を概算で弾き出す手法です. 僕は初めて知りました. 会社で周りの人間に聞いてみたけど知ってるやつはいなかった. 重要なのは結果ではなく,結果に至るまでのプロセスなんだとは解ってはいても,いままでそういう考え方をしたことがないので,一瞬頭ん中が真っ白になった. でも建築積算をやってた時代に,「ざっくりなんぼ」が得意だったのを思い出して,3分頑張ってみた. 解答例とは違ったけれど仮定も結果も考え方は似通っていた. 気を取り直して本論を読んだのです.


でも,構えれば出来たって,実際に応用がきかなければ意味がないんですよね.

仮説思考:今ある最小限の情報だけで,限られた時間の中で,最善の結論を効率的に引き出す.

フレームワーク思考:相対座標ではなく絶対座標で物事を考える.

抽象化思考:一を聞いて十を知る

      対象の最大の特徴を抽出,単純化・モデル化して一般解を導き,再度具体化して個別解を出す思考パターン

要するに一言でいえば何なの? 僕が一番苦手としていることです. 物事の本質を理解していないと説明できない. 自分の専門分野のことは言えても,一般論として,社会人として,素人にわかりやすく一言で説明するってのは,やっぱり難しい. どうしても専門用語が入ってしまうから,昼に弁当を食べながら事務所の女性に建築のことをひとことで言ってみたけど理解してもらえなかった. 悲しい.....

2008-05-26-月

[]行ってみたいな〜!スイス

以前読ませていただいた「課長の教科書」の著者である NED-WLT さんが,スイスに行かれ 滞在記 をブログにアップされている. うらやましかごたぁ〜! おいも行きたかぁ〜! うちの嫁はんは海が嫌いで,大の山好きときている. だから20年ほど前の(あ,いやそんな前でもないかな?)新婚旅行は,奮発してカナダのBanffへ行ったけれど,観光地へは行かずにロッジに素泊まりで自分たちで食事を作ったり,好きな所を歩き回ったりしました. 僕自身がその前に仕事でGuamに住んでましたから,自分たちで生活するということに関しては心配していませんでした. まあ同じカナダでも英語圏のほうなので安心というわけです. でも,スイスってドイツ語ですよね〜?? ウームラウトですよね〜. 僕も嫁はんも理科系なのでドイツ語とったけれど,完璧に忘れてます. でもきれいだな〜! 本当にきれい. 僕の夢は昔っから決まっていて,サウンドオブミュージックのトラップ大佐の家を見て,その前の川を見て,映画の舞台となったところを歩き回ること. でも舞台はお隣のオーストリアですね. オーストリアからトラップファミリーのようにスイスへ歩いて渡る. お〜考えただけでもぞくぞくする. 連載3回目だけれど,まだまだ続きます.よね? 楽しみにしてます!

[]はてブ

昨日「はてブ」のことを書いたら,なんととってもたくさんの方からはてブをいただきました. こんなことは人生始まって以来の出来事です! すっごく嬉しいです. こんな拙いブログを読んでくださった皆さん,本当にありがとうございます!

[]モバイル

japan.internet.com の2008/05/26付けで, 「航空機内で使いたい携帯電話機能は、通話よりデータ通信」 という記事があります. 僕もモバイルPCは欲しくて欲しくてたまらんのですけど,移動中に原稿書いたりする仕事ではないし,飛行機なんか乗ったら,窓際でずっと外を見ているので,まあ関係ないかな?と思います. ただモバイルPCが欲しいだけなんでしょうね. でも交通機関の中での携帯電話はうっとうしいですね. 「うっとおしい」ではなく「うっとうしい」が正しいようです. 電車の中なら毎日のことですからもう慣れましたけど,飛行機の中でやられたら,たまらんでしょうな. ちなみにうちの婆さんは電車の中でも携帯の呼び出し音をonにしてます. ごるぁ〜,あかんっちゅうとるやろがぁ! と言っても,全然聞いてくれません. 婿さんの立場は屁みたいなもんです.

[]デルにとって記念すべき製品

DELLの公式ブログになるんでしょうか? DIRECT2DELL日本版の 2008/05/25 付けのエントリーにです. なんともかっこいいモニターですね. でもとてもいい値段..... 僕のは24インチのHD対応ですけど,LGなのでその1/3程度の値段です. リモコンもなにも付いてません. 全部本体のボタンをプチプチ押さなければあきません..... 地デジの外付けチューナーを持っていたのでつないでいます. なぜかその日によってうつるチャンネルが違いますが,一応きれいに見えます. しかしこんなかっこいいモニターを一度持ってみたいな. う〜ん,これもTB打てないみたいですね.

2008-05-25-日

[][]「はてブ」は「群衆の叡智」か?

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2008/05/21 に 「群衆の叡智サミット 2008 Spring」 が著名なパネリストを集めて開催された. 304 Not Modified の2008/05/24 付けで 「はてなブックマークに足らないのは本当に集約なのか」 というエントリーがある. そこには id:Kishi の 「群衆の叡智サミット2008Spring行って来た」 もリンクされており, USTで流されたものがそのまま公開されているリンク もあり,はてブについての議論もされている. 


これだけさまざまな人がパネラーとして,あるいは傍聴者として参加し,ブログで取り上げ,いろいろな意見が出ている中で,僕の意見など...とは思いましたが,「はてブ」については思うところがありますので,自分のブログで書かせていただきます. 僕自身は「はてブ」<「addスター」<「はてなRSS」と考えています. また.「はてブ」をはじめとするSBMというものは,自分自身で能動的にはつけていません. スターは「なるほど!」と共感したり,「何故だ?」とあとで調べたいときなど,要は自分の心に残った部分に対し付けます. その点「はてなRSS」はほかのサービスに比べると,ずいぶん活用(自分のレベルでですよ,あくまで)していると思います. なぜならブックマークはあくまでブックマークです. その時に読むことができて,自分のメモ(たんぶら とか 紙こぴ とか Gノート)やブログなりに取り込めれば,もうブックマークそのものには用はない. あくまで備忘録ですね. まあ何度もあとで見るエントリーもありますが,それはちょっと置いといて. それと,「あとで読む」というサービスも使っていましたが,結局あとで読む時間のない記事が増えすぎて,自分で付与することはやめました. その代り,ほかの人がつけた「あとで読む新聞」を利用しています. 一番使っているのはやっぱりRSSです. 自分自身で「ブログ名」や「キーワード」で登録しているので,重複は出てきますが,とにかくリストにだけは全部目を通します. つけかたがへたくそなので一日に200〜300もひっかかります. そこで目にとまらなかったものは縁がなかったと諦めるしかない. そう勝手に判断してます.


でもこうやって文章に書いてみると,自分自身は「はてブ」を最下位に置いていても,結局ほかの方のつけた「はてブ」を参考にしている. ほかの方のつけた「スター」を参考にしている. そういうことに改めて気付かされます. それだけ多くの人が,ブックマークをする.スターをつける,あとで読もうと印する. そのエントリーにはそれだけ読むに値する価値があるからですね. でも「αアルファアルファって機種依存文字?)ブロガーやそれに準ずるかたのエントリーに対するマークは圧倒的に多い」ということには注意する必要はあります. 読む人の絶対数が違う. 分母が根本的に桁違いに多いわけです. ということはマークする人(分子)も必然的に多くなる. 鵜呑みにしてはいけないと思いますが,指標足りうるのは事実ですし,実際にはその通りでしょう. だけれども,まだだれの目にも触れていない,すぐれたエントリーが眠っている可能性は山のようにあるはず. 


だからこそ,「はてブ」も参考にするけれど,基本は「自分のRSSで」というのが,僕なりの結論です.

[][]「IME2007がおかしい」と常々言ってた僕は正しかったらしい!衝撃の事実

ITmedia +D PCUPdate の 最近の「MS-IME」は目に余る――よろしい、ならば「ATOK」だ  という記事に、衝撃の事実が書かれている! なんと、やはりMS−IME2007は、おかしいのだ! 

比較的古いIMEFEP)であってもそれなりの変換効率が実現できていた。ところがOffice 2003を入れたあたり(MS-IME2003)から妙な変換が目立つようになり、VistaOffice 2007に乗り換えてからは壊滅的な誤変換(しかも学習してくれない)が頻発するようになった。

そのとおり,僕のIME2007はxp環境で使っているが,誤変換が多いうえに学習してくれない. 何度修復したり,入れなおしたりしても言うことをきかない. 昨晩もoffice2007のアンンストールからいろいろやってみたが,結局だめ. ついったでつぶやいてところでどうにもなるわけもなく,もはや噴火寸前までいってしまった. だけど,MSの社員に言わせればこれは当たり前のことなんだそうだ.....って,衝撃でかすぎ! 

最近、Windows標準のかな漢字変換がおかしいと感じたことはないだろうか。それはおそらく、気のせいではない。某MS社員の中にも「ATOK」への乗り換えを考えている人がいるようだ。

.....おかしい。何かがおかしい。その真実の一端は、マイクロソフト日本法人の元会長である古川享氏のブログで明らかになった。MS-IME誤変換の例は枚挙にいとまがないが、そこには衝撃的な一文が含まれている。 某MS社員に、「MS IME最近どうなっているのよ?」と先週聞いた答えが...「IME開発の主体が、中国にシフトしまっていて我々も手を出せない......個人的には ATOKに切り替えようと思っている」と言う現役開発系社員の発言に絶句!!!(古川享氏のブログから引用/「MS IMEさらに...お馬鹿になっていく」)

IT mediaってTB打てなかったですかね? なんだかよ〜わかりませんが,ダメみたいです. ということでリンクのみ.

[][]xp3→xp2でIME2007がとりあえず軽快に.....

xp3は公開と同時に自動更新ではなく,自分で入れちゃったので,それも調子の悪い原因ではないかと,入れて早々に気づいた. なんだか挙動不審におちいったんですよね. で,いましがた,xp3をアンインストールしてxp2に戻しました. なんとIME2007がめっちゃ軽快に動き始めました. その代りマイクロソフトアップデートを覗くと,まずxp3を更新してから云々と指示がある. カスタムじゃなくって高速更新でこのメッセージです. 今まではずっとカスタムでなんもかんも更新していたのですがもうやめました. 自動更新に切り替えます. しかし,xp3にしろ〜〜〜〜というメッセージが気になりますねえ. それをしないとほかの更新を受け付けてくれない. なんなんだろうな〜,もうxp3は落ち着いてからでいいっちゅうのに. しかし前から言ってるように,ブログでもついったでもmixiやGREEでも全然そんな話を聞かないんですけど. おっかしいな〜?

2008-05-24-土

[]僕はFacebookがよくわからない

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TYZOH.jpで 「Facebookは日本市場を席巻しそうにもない」 というエントリーがあった. ちょうど日本語化されつつあるFacebookに登録しようとして,まだ日本語でない部分が多くて良くわからんところのある(僕が英語理解できないと言う意味ですよ,念のため)サービスに,二の足を踏んでいるところ..... とりあえず登録だけでもしようとして,そこでストップしている. 僕にとっての最大の問題??は,登録するメアドが「勤務先のもの」でなければならないという点. なんで,勤務先でないといかんのか? よくわかりません. というか,勤務先はだいたい登録しようと思っているG−Mailは使用禁止だし,業務中に会社のPC(イントラ接続)からFacebookにアクセスできる可能性はないし..... つまり,開かれた会社に勤めている人たちしか使えないってことですね? うちみたいに旧態依然?としている会社に勤める人間には無理ということですね. でも,金融機関生保など,膨大な個人情報を扱う会社なんてどこでも同じじゃないかなと思うのですが..... なぜ家からじゃだめなのかな? まあ,使い方そのもの(何のためにFacebookを使うのか)が僕には理解できていないから,使う資格もないんだろうけど..... ちなみに,僕はmixiはマイミクはリアルの友人だけですし,mixiで連絡取り合うということもなく,ブログは当然のようにこの「はてな」..... コミュニティに参加して,ちょこちょこ情報を集めてるくらいの使い方しかしていません. それにあと,学校の同窓会は google groups でやってるし,ライフハック研究会も同様に google groups です. SNSってやつは,どうも僕のようなオジサンには向いていないような..... みんなどんなふうに活用してるんだろうか?

[]僕はGREEもよくわからない.....

GREEは,ずっと以前に携帯からなら登録できるということで,とりあえず登録してました. 何にも使ってませんでした. 最近友人が招待くれたので,今日PCから登録してみました. まあ,同じようなプロフィールを書いてなんじゃかんじゃと設定して,一応使えるようにはしたんですが,これもやっぱりコミュのみでの利用になるんかな〜? 学校で検索したら同級生っぽいのがいてましたけど,う〜ん,やっぱり登録しただけで終わりそうです. おまけに以前携帯から登録してるにもかかわらず,またもや携帯のメアド入力を求められ,いやいや入れたらそのまま素通りでした. 前に登録したのは一体何だったんだ?

[]IME2007をしばき倒す

とうとう堪忍袋の緒が切れました. 死語と言われようが何と言われようが,堪忍袋の緒が切れたんでございます. いまから,さすらいのへたれプログラマのちょっと古いエントリー 「IME2007挙動不審【解決編】」 の教えに従って,やっちまいます. これでもう何回修復を繰り返したか分からず,いよいよ爆発です. それでは行きます.

2008-05-23-金

[][]読まれる文書,バカにされる文書

PRESIDENT (プレジデント) 2008年 6/2号 [雑誌]

PRESIDENT (プレジデント) 2008年 6/2号 [雑誌]

このような,いわゆるビジネス雑誌を読むことを読書とはいわないのだろうが,せっかくネットでつかんだ情報から手に入れたもの. ちょっと旬を逸してしまったが,とても読み応えのある特集でした. そんなすぐれた特集の中から,もっとも心に残った記事をいくつか...


「実読」:実用書や自己啓発所に代表される即効性のある読書

「楽読」:小説やエッセイなど,すぐには役に立たない読書

実読というのはしょせん借り物の知識です. ほんとうの意味でその人の基礎となる考え方を形成するのは,楽読の積み重ねでしかありません.

これは樋口裕一氏のことば. 説得力のある文章を書くために必要な知識. それは多様な価値観の存在を知り,物事を客観視する力を養うことによって得られる. 僕の場合は今ほとんど実読. それも実行の伴わないある意味効果のない実読. 実読してどんどん実行できる力のある(というよりやる気のある)人にとっては,それは充分意味を持つのでしょう. しかしいざ文章を書くときには,一見役に立たないように感じる楽読が役に立つのだそうです. 僕はこの前,いままで小説しか読まなかったと反省したが,一概にそうとも言えないらしいです. その割には僕の文章はあまりに稚拙だなぁ.


ビジネスメールでもっとも大切なのは,「用件を的確に伝えること」である.

1.「件名」にひと工夫・・・・・具体性のある件名のつけ方:開く前に内容のわかるタイトルを短く簡潔に書く

2.文頭の挨拶にくる一行が命・・・・・「△△についてご報告します」などのように概要を知らせる一文を必ず入れること.

3.肝心の本文は「簡潔に,過不足なく」

  長くなるようなら,最初に「お伝えしたいことは三点です」と見出しを書き,あと箇条書きにする.

4.忙しいときに返信の必要なメールを受け取ったとき,とりあえず必要最小限の返答を書いて『言葉が足りない点も多々あるかと思いますが,ご理解願います』旨書いて,まず返信しておくこと.

5.言いにくいことをソフトに示す・・・・・クッション言葉が不可欠

  依頼や催促の前には『恐れ入りますが』

  断る場合は『心苦しいのですが』,『お役に立てず申し訳ないのですが』など

6.トラブったときはメールは不毛な方向に流れる. 直ちに対面か電話で話すべき.

7.メールでマイナスの感情を爆発させるのは厳禁! ほめたり気遣ったりするプラスの感情は大いに表現すべき.

8.ビジネスメールは,転送・公開される可能性を念頭に置くこと.

9.事務的なビジネスメールの中に,ひと言気遣いのことばを.

これはライターの石田純子氏が,平野友朗氏・大嶋利佳氏・山岸弘子氏への取材をもとにまとめたもの. 以前に大橋さんのシゴタノ 「読み手の負担を最小化するメールの書き方」 で知ったビジネスメールの書き方で,およそ理解し,実行していたつもりだったが,改めてこういったtipsを目にすると,ぐっと引き締まる思いです. 特に後半の部分は,冷たく感じがちなメール文に特に注意を必要とするものと感じました.

2008-05-20-火

[]「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー

「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー

「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー

  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2007/04/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

こういう自己啓発書をなぜ20代の時に読まなかったのか. 今さらながら思うのだが,本当に悔やまれる. 自分ひとりだけが食えればよい独身のときに,あるいは子供が生まれる前に,あるいはどんなに無理をしても平気な健康だった時に,なんでその5%を目指さなかったのか? なんでもっと自分に投資しなかったのか? なんでもっと頑張らなかったのか? 歳がいってから気付いても遅いんですよね. こういうのをオジンの戯言(たわごと)と言うんだな.

初任給は10万円くらいだったか,そんな時代です. それから数年経ってもそれほど給料は上がらず,仕事はものすごく厳しい. もちろん建築現場ですから早朝から夜中まで気の休まる時はない. だけども,それは何もできないペイペイが,少しずつ一人前になっていくための修行の場なんですよね. その時はその時なりに自分では理解したつもりでいた. でも,「つもり」でしかなかった. 何年か経って,ある程度仕事がわかってきたとき,給料分だけの仕事をすればいいやと思ってしまったんですね. そうです,本に書いてあるように,「しんどい仕事に比べて給料が安い」と感じて,大きな落とし穴に落ちてしまった. なぜ「授業料」と考えられなかったのか? 自分の好きな建築という道に進みながら.....建築の技術屋ってのは,だいたいが勉強好きなんですよね. いろんな本を読み,好きな建築家の建物を見学し,見る目を養っていく. そんな中で頭ひとつ出ようと思うなら,それこそなまじっかな努力じゃ足りない. みんなドングリの背比べです. そういうところに気づく奴は,自分で気づくんです. でも,僕みたいな残りの95%は気付かせてくれるまで,わからない. 充分努力したつもりでいる. しかも不満を持っている.

この本はこれから伸びていく人向けの本ですが,そうは言っても,今の僕が読んでも得るところはたくさんあります. たとえば,

あなたの上司が呆れるばかりのダメ上司だったら絶好のチャンスと思ってください. 失敗している人のそばにいる人は,失敗を観察できるぶん,有利な立場にいる

とか,

日本の企業では,年下の男性に向けて,上司が「○○クン」と呼ぶことがままあります. 仕事をするときには,相手が何歳であろうと,きちんと「○○さん」と呼ぶべきです.

告白しますと,僕は社内の若い連中に対して「○○さん」とは呼んでいないです. もちろん会社として「さん付け運動」はしていますが,それはあくまで上司に声をかけるときに,役職で呼ばず,さん付けで呼ぶという程度のことです. 社員の中には年下の部下に声をかけるときでも「さん付け」をきっちりしている人もいます. その一方で,本に書いてあるように,取引先の若い担当者に「タメぐち」をきく奴もいますね. うちの会社は立場上,元請とか施主として,下請けや出入りの業者(この業者という言い方は,お役所っぽくて嫌いですが)に対し,非常に強い立場にあります. まあ僕なんぞは頭は角刈りですけれど,誰に対してもいたって穏やかな接し方をしますよ. 現場の経験が長かったからでしょうね. 年上の職人さんに動いてもらうのに,ふんぞり返っていてはどうにもならんということは,体に染み付いていますから. もちろん相手が年下でも同じです. それと,

ナンバーツーの美学を知る.

これは,僕自身も昔から思ってました. どうしてもこの人にはかなわないという人が必ずいる. というか,それ以前の問題として,ホンダ藤沢武夫氏のような「最強のナンバーツー」などという真似は,とても僕なんかにはできませんw. それのもっともっと低レベル版ですけど.....

2008-05-18-日

[]福島・大野病院事件が結審、判決は8月20日に

YOMIURI ONLINE 2008/05/16 付けニュース

福島・大野病院事件が結審、判決は8月20日に

福島県大熊町の県立大野病院で2004年、帝王切開手術で女性(当時29歳)を失血死させたなどとして、業務上過失致死などの罪に問われた産婦人科医加藤克彦被告(40)(求刑禁固1年、罰金10万円)の公判が16日、福島地裁で結審した。

医師が決めた治療方針の結果として起きた事故の過失責任がどこまで問われるのかを争点にした裁判は、8月20日に判決が言い渡される。

無罪を主張する加藤被告は「精いっぱいのことをしたが悪い結果になり、一医師として非常に悲しく悔しい思い。再び医師として働かせて頂けるのであれば、地域医療の一端を担いたい」と述べた。

弁護側は最終弁論で、加藤被告の起訴が医師の産科離れを加速させたとの指摘に触れ、「お産難民という言葉さえ生まれた実態が生じたのは、わが国の医療水準を超える注意義務を課したため」と批判した。

検察側の論告では、加藤被告は04年12月17日、妊娠37週の県内の女性に対する帝王切開手術で、子宮に癒着した女性の胎盤をはがして大量出血を引き起こして、約4時間後に失血死させたとされる。また、死体検案で異状を認めたにもかかわらず、24時間以内に警察に届け出なかったとして医師法違反にも問われた。子どもは無事生まれた。

公判で争点となったのは、子宮に癒着した胎盤をはがす際の出血が、死亡するほどのものかを予測できたかという予見可能性と、死に至るほどの大量出血を回避する注意義務。

検察側は「胎盤をはがすために子宮胎盤の間に手を入れた時点では癒着を認識しており、子宮摘出手術などに移って生命の危険を避ける必要があった」と、予見可能性と注意義務がともにあったと主張した。

これに対し、弁護側は「手ではがし始めた際に癒着を認識することはあり得ない。はがし終えれば子宮が収縮して出血が収まることが期待でき、判断は妥当で標準的な医療」と反論。医師法違反について弁護側は、「院長の判断で届け出を行わなかった。異状死には当たらない」としている。

(2008年5月16日23時56分 読売新聞

僕は 「医者ではない自分が大野病院事件について思うこと」 で書いたように,この問題の争点自体がまったく的外れであることを残念に思っています. つまり,日本全国の医療体制に問題があることそのものが問われなければならないことが,医師個人を攻撃するということに置き換えられてしまっている ということです. 専門的な内容については,僕がいつも立ち寄らせていただいている,

「新小児科医のつぶやき」 や

「ある産婦人科医のひとりごと」

などのブログですでに書かれていますので,門外漢の僕としては,要らぬことを言う余地はもうないのですが,それでもあえて言わせていただければ,この事件がもたらした負の結果は非常に大きいものがあると思います. 刑事事件として起訴され,その結果,ご存じのように多くの病院で産科医療が撤退しました. 自らの命を削って医療行為をやったがために手が後ろに回るはめになってしまう可能性があるという,などという馬鹿げた前例が起こってしまったためです.

県立大野病院事件の弁護側の最終弁論要旨は以下の通りです.

【結論】

被告人は業務上過失致死罪及び医師法違反の罪のいずれについても無罪である。

【癒着の部位、程度】

子宮前壁には癒着はなく、癒着部分は子宮後壁の一部で、面積としては10×9センチの範囲であった。その癒着の程度は、癒着胎盤のごく一部が嵌入(かんにゅう)胎盤であり、その深度は一番深いところでも概ね5分の1程度であった。

【出血の部位、程度】

本件患者は、子宮頸部や癒着部位の収縮が悪く、出血がなかなか収まらない弛緩出血であった可能性がある。胎盤剥離(はくり)で子宮筋層を傷つけ、大量出血したものではなく、無理な剥離や手術用ハサミによる剥離によって、大量出血したという立証もない。胎盤剥離中の出血は最大555ミリ・リットルに過ぎず、大量出血はなかった。

因果関係

胎盤の剥離行為と大量出血との間に因果関係が認められるとの検察官の主張には、大量の出血をもたらした要因として産科DICの発症が考えられる以上、疑問の余地がある。

予見可能性

臨床の実践では、手で剥離を開始した場合、常に胎盤の剥離を完了する。そのため、被告人が手で剥離を始めた時点で癒着胎盤を認識することは本件においてはあり得ない。被告人が後壁部分の癒着を認識した時点、強度に癒着していたことを認識した時点でも、麻酔記録によれば胎盤剥離中の出血量は最大でも555ミリ・リットルにすぎず、特に出血量が増えていないため、剥離を持続することが適切であり、大量出血の予見可能性はない。

【回避義務】

被告人は、胎盤剥離後の子宮収縮や、その後の止血措置により、出血を止めることができると期待して、胎盤剥離を継続した。この判断は、臨床医学の実践での医療水準にかなうものである。被告人の術中の医療処置は、医療現場での医師の裁量として合理的であり、妥当かつ相当である。被告人に結果回避義務がなかったことは明らかというべきである。

【供述調書の任意性】

被告人は、2006年2月18日に逮捕され、21日間にわたり身柄拘束を受けた。取り調べは、逮捕拘留期間中、連日実施され、最大9時間弱に及んだ。起訴前の1週間については、7時間から9時間に及ぶ取り調べが継続的になされた。その調書は、捜査官が被告人に供述させたいと希望した事実を供述という名の下、供述調書という形式の書面にまとめたもので、任意性を欠く。しかも、捜査官は産科医療の基礎的な医学的知識を欠き、被告人が供述した内容とは考えられない客観的事実に反する供述を録取した。

医師法違反】

本件患者の死体には客観的に異状が認められない。しかも、本件における被告人医療行為には過失がないので、検察官が指摘する裁判例の基準、厚生省(当時)の「リスクマネジメントマニュアル作成指針」及び大野病院の「医療事故防止のための安全管理マニュアル」によっても、医師法21条の構成要件に該当しない。さらに、主観的に見ても、被告人には異状の認識がないので、「異状があると認めたとき」とする主観的構成要件または故意を欠いている。

【まとめ】

本件起訴が、産科だけでなく、わが国の医療界全体に大きな衝撃を与えたことは公知の事実である。産科医は減少し、病院の産科の診療科目の閉鎖、産科診療所の閉鎖は後を絶たず、産む場所を失った妊婦については、お産難民という言葉さえ生まれている実態がある。このような事態が生じたのは、わが国の臨床医学医療水準に反する注意義務を医師である被告人に課したからにほかならない。産婦人科関係の教科書には、検察官の指摘するような胎盤剥離開始後に剥離を中止して子宮を摘出するという記述はない。また、本件で証拠となったすべての癒着胎盤の症例で、手で胎盤剥離を始めた場合には、胎盤剥離を完了していることが立証されている。本件患者が亡くなったことは重い事実ではあるが、被告人は、わが国の臨床医学の実践における医療水準に即して、可能な限りの医療を尽くしたのであるから、被告人を無罪とすることが法的正義にかなうというべきである。

(2008年5月17日 読売新聞)

あとは8月20日に,控訴なしできちんと筋の通った無罪判決が出ることを心から希望します.

それと疑問に思うことが一つ,当初一方的に医師を攻撃していたマスメディアは,無罪確定した際にどのようにして,この医師に対し謝罪ないし,損害賠償をするのでしょうか? 大変な責任を負っていると思います.

2008-05-17-土

[]更新型生命保険の甘い罠

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id:sap0220さんが,2008/05/17付けのエントリーで,”ウェブで生命保険が買える”会社について書いておられた. これを読んでいて,ふと自分が入っている生命保険について常々感じている大きな疑問について,ひとこと「文句を」書いておきたくなりました. それは保険外務員のありかたも含めて,有名無実の重要事項説明(最近はずいぶんきっちりなされてきているようですが)と,更新型という生命保険の罠についての批判です. そうです. あえて批判と書きました. ほんとうは個人的には「批難」と書いても構わないと思っています.


話は僕が新入社員時代であったころにさかのぼります. 僕の入社したのは,いわゆる旧財閥系の企業で,同じグループの生命保険に加入することが暗黙の了解とされていました. 本社での研修が終わって,配属された支店のオリエンテーションの途中ですでに同期の社員全員がおんなじ条件の保険に入らされていました. ま,別にその財閥系の保険でも構わないのですが,肝心な重要事項説明が完全に欠落している. こう書くと,いやそんなことはないと反論が必ず保険会社からあると思います. でも,実際問題,業務中(オリエンテーション中)にいきなり管轄の営業所長みたいな人と担当の外務員が2人でやってきて,手続きが始まるわけですよ. オリエンテーション担当者に尋ねても先輩社員はみな入社のときに同じように加入しているから,そうしなさいとしか言わない. 配属先の手続きの大きな流れの中で,いつの間にか生命保険に,その内容も理解しないまま加入しているわけです.


問題は加入した生命保険が更新型(10年毎に契約を更新する)であったということです. これのほうが若い時の掛け金が安いからという理由でしょう,業務の一環の中で入らされます. そうです,入らされるんですよ. 我々新入社員の意思なんて関係ないわけですし,選択の余地もありません. まあ.その後更新を重ねていくわけですが,その時にもやはり外務員は更新型しか勧めません. というか,ほかのタイプの存在を教えない. 勉強しない我々にも責任があると言われますが,やはりいま入っている保険の更新しか勧められないわけで,ほかにどういうものがあり,それぞれのメリット・デメリットがどういうものかという説明は,ハナから欠落しているわけです. つまりおかしい?という疑問の生じる余地がないまま更新しているわけです. それしかないと思って. 会社の先輩たちも同僚もみんな同じものだと信じさせられて. さっさと機械的にね.


ある日突然,自分が病気にかかっていることを病院で知らされます. 前にも書きましたが,僕はC型肝炎に罹っています. もちろん当時はC型という言葉はないので,非A非B型慢性肝炎と宣告されます. そうしたらどうなるか. もはや更新しようにも,保障料を上げた更新なんかできないわけです. おまけに同額の保障料で更新しても,歳がいくにつれてべらぼうに高い保険料になります. 子供が育って,これから一番お金がいるという時に,満足のいく保障がまったく得られないわけです. これでは何のための生命保険かわかりませんね. 更新型というのは,若くて健康な時は何も考えなくていいけれど,そういう危険な要素をはらんでいるわけです. それは外務員は絶対に言わない. 少なくとも僕の加入している某財閥系のかかわってきた外務員では皆無でした.


ここで,若くて健康な社会人の方々へ,生命保険に入るときのアドバイス.(あくまで,僕の苦い経験からのアドバイスです)

1.更新型はよくないと思います(最初は掛け金が高いと感じますが)

2.三大疾病特約・がん保険特約・入院の際の保障など,いろんなオプションを研究しましょう

僕の時代とは違い,これだけの情報社会ですから,入る生命保険はあとで後悔しないためにも,まず自分でwebで充分調べましょうよ. わからないところは,できれば信頼のおける第三者に聞きましょう. いざ外務員との直接対話になった場合は,鵜呑みにせず,納得いくまで尋ねてください. ハンコなんかおさなくてよろしい. むこうは早く契約を取りたいだけです. 十分検討に検討を重ね,納得した上で契約しましょう.

2008-05-16-金

[]リッツ・カールトンで学んだ 仕事でいちばん大事なこと

リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと

リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと

  • 出版社/メーカー: あさ出版
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本

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僕がこのホテルの名を初めて聞いたのは,クレドの存在を知った時です. check*pad.jpというサービスで「 高橋のクレド(実践指針)2006」を1年半ほど前に見つけました. 高橋さんというユーザーが公開している,ご自身のクレドで,リッツ・カールトンホテルのクレドを参考にしていると書いておられます. 毎朝高橋さんのクレドを会社の自分のメアドに送る設定をし,それを見てから仕事に取り掛かっています. でも本当は,そろそろ自分自身の言葉で書きなおしてみる時期にきているのです.

この本を読んで一番心に残ったこと,それは,お客さまには絶対「ノー」と言わないサービスをしているということです. 物理的に不可能なこと当然あるでしょうが,そういう時には必ず代替えの提案をする. そして従業員のとるべき対応の基準を,お客さまが満足するかどうかで判断しているということ. それもすべての従業員が,徹底して行っているというのです. 仕事だから仕方なくするのではなく,自らすすんで,工夫をこらしながら取り組んでいるというのです. お客さまに満足していただくといっても,表面上の薄っぺらなことではありません. 心から喜んでいただける,それこそ一生忘れられないようなサービスを心掛けている. だからこそ他のホテルよりかなり金額的に高いにもかかわらず,何度も何度も利用されるお客さまが多く,紹介客も多いというのです. 普通の企業は自分の都合でできるサービスは提供するが,出来ないことは最初からしようとしない. でもリッツ・カールトンは,お客さまから求められれば,何とかしてそれに応える. 最初から「ノー」という言葉は彼ら彼女らの頭の中にはないわけです. それは従業員自身が,自分たちがただの雇用者であるとは思っていないからです. ここは自分のお店だ,自分がオーナーなんだという気持ちを皆が持っている. だからこそ可能なんですね.

振り返ってみて自分がやっていることはどうなんだろう? 顧客第一主義とは唱えながら,決してそうではない. 恥ずかしいけれども,仕事だからやっていることがあまりにも多い. お客さまからクレームがあればやっぱりその対応は苦手です. こちらに本当に落ち度があれば当たり前のことですが,誠意を尽くして緊急に対応します. クレームがあるということは,やはり何かの行き違いで,お客さまが気分を悪くされているわけです. こちらにミスはなくともお客さまが気分を害されたということに対しては謝罪すべきだとは思いますが,理不尽な要求をされれば,僕としては飲むわけにはいかない. そのあたりのことを林田さんはどう処理されてきたのか,どう対応すべきなのか,機会があればぜひ教えていただきたいなと思います.


最後にもうひとつ,心にしみたことば

挨拶は仕事の手を止めて,お客さまと向かい合ってするものです.

2008-05-14-水

[]文章のみがき方

文章のみがき方 (岩波新書 新赤版 1095)

文章のみがき方 (岩波新書 新赤版 1095)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 新書

「天声人語」の辰濃和男(たつのかずお)氏の著書「文章の書き方」に続く第2弾です. この本も「どうすればよい文章が書けるか」を追求している. 前の本に比べてかなり具体的というか,こうすればいいんじゃないかっていうノウハウが公開されている感じを受けた. でも根底にあるのは「文は心」という一貫した考え方. そのうえでさらに文章を磨くとするならば,ということを論じている. 書くこと云々より,本を楽しみなさいということに主眼が置かれている. 多くの本を読んで(乱読大いに結構!),これはと思う本があれば精読し,書き抜き(書きうつし),傍線を引き,感想を書いてみよう. いいなと思った文章があったら,繰り返し読み,音読してみよう. そういう地道な積み重ねが,文章に対する感覚を研くことになるという. で,実際に書くときに注意すべきこと,それは

辞書を手もとにおくこと・・・・・・国語辞典,用語の手引き,逆引き辞典,類語辞典

僕なんか最近辞書を引くという動作すら忘れている. キーボードにパチパチ打ち込んで変換すれば,いろいろな用法や同音異義語が出てきて便利なのですが,やはりこれは間違っているんじゃないかという気がする. やはり辞書は引くものじゃないかと思うのです. 僕なんか馬鹿なもんだから,古い広辞苑は引っ越しの時に捨ててしまった. 古い辞書には古い辞書なりの解釈があって,それを読むだけでも勉強になるなんて知ったのは,浅田さんの本を読んでからです. 辰濃氏はこう言っておられる.「辞書は生涯の師です.」って. 罰あたりだなあ僕は.

それともうひとつだけ,どうしても書いておきたいことがあります. 今の僕にはとても無理なことなんだけど,文章を削るということについて. 仏像彫刻家の松久朋琳さんが瀬戸内寂聴さんに言われた言葉

「瀬戸内さん,仏像を彫るということは,木の中にいらっしゃる仏様におでまし願うんだ. 木をずっと削いでいって,・・・・・仏様のお肌にノミが当たって血が出る,そこまで削がなければほんとうの仏様ではない.」

これを聴いた瀬戸内さんは,文章と同じだと思われたといいます. 文章が人さまに読んでもらうものである以上,プロの文章を書く人にとって,それはあたりまえのことにしかすぎないようです.

2008-05-13-火

[][]Open Office.org

@IT情報マネジメントの2008/05/12付け記事です. 「 住友電工がOpenOffice.orgを採用」 なんとあの住友電工がMS officeをやめて(併用と載ってますが)open officeを採用とのこと. 僕は使ったことがありませんけど,日本語版もでているし,フリーだし,いいかもしれない. なんてったって,今僕のPCは MS office2007 がとっても使いにくい. まあMSの責任ではなくて,僕が2003のユーザーインターフェイスしか馴染めないからなんでしょうが. 今度の週末には娘のPCにいれてみよ. 「データの互換性や、操作性や機能、性能面での改善により実業務で十分使用できるレベルと判断」と書かれていますけれど,実際MSの機能のいったい何分の一を僕たち平民は使ってるんでしょうか? @ITにTB打てないです. リンクだけ.

[]そろそろ公共建築工事の入札での不調・不落札についてひとこといっておくか

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こんなふうにタイトルを一度言ってみたかったんだな〜. 最近楽しみに見ているブログに, 「社会人(建設業社員)としての基礎知識」 ってのがあります. やっぱり,今は内勤(事務)してても,建築への思いはうずきます. 体がもたないんだから仕方がないのだけど,やっぱりもともと専門が建築だもんな. ところで, 東京都建設局 実勢価格反映へ「見積もり積算方式」試行 不調・不落対策で20080513建設工業 というタイトルの記事なんですが,思うところを少し. はっきり言って公共建築の予算の出し方は間違っている. 建築積算やったことのある技術屋ならすぐわかります. って,こんなこと書いていいのかな? まずおおざっぱにに見て建築が安過ぎて,設備が高過ぎ. 単価の根拠も物価版とか積算資料などを使ってこまごまこまごまいれてるけど,ありゃ時間の無駄ですわ. 挙句の果てに予算不足で泣くのはゼネコン. ずいぶん昔公共工事の役所用の積算やったことありますけど,通常の積算の何倍も時間がかかる. おまけに工種によってえらい高いのとか,えらい安いのとか,実情に全く合ってないんだもん. ゼネコンに任せときゃいいんですよ,無駄な経費を使わずに. それか自分で値入してみるか. おそらく実勢単価なんて知ってるはずないですよね. それとおかしいと思うのが,現場に出たこともないような人間がたくさんいること. ゼネコンに天下りではなく,若い奴らを出向させて,現場のいったい何たるかをきびしく10年くらい仕込んだらいいんだ. そしたら予算もまともになってくると思いますよ.

2008-05-12-月

[]文章の書き方

文章の書き方 (岩波新書)

文章の書き方 (岩波新書)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1994/03
  • メディア: ?

「どうすればよい文章が書けるか」を,「文章の達人」自らが説いた本を読んだ. 1975年から1988年まで朝日新聞で「天声人語」の執筆を担当された,辰濃和男(たつのかずお)氏の著書です. 恥ずかしながら僕は天声人語を知ってはいても,辰濃和男氏のことは全く存じ上げていない. 前書きにあるのだが,氏は文章のことについてこういった本を書くことは,非常におこがましいことだとおっしゃる. けれどどうしても今の我々に対し,言っておかなければならないことがある.(とは書かれていないが) それは

文章の技術論は大切ではある. しかし,その前に「文は心」だ.

ということだ. これを大前提としてこの本は書かれている.

文は心

前書きにこのすべてが集約されている気がする.

正確にものごとを見る訓練をおろそかにしている人が,はたして正確な文章を書くことができるでしょうか.

大自然と遊ぶたのしさを知らない人が,人の心をとらえる自然の描写をすることができるでしょうか.

品性のいやしさが顔に現われているひとが,品格のある文章を書くことができるでしょうか.

いらいらせかせかの気分のまま机に向かって,読む人の心にしみる落ち着いた文章を書くことができるでしょうか.

ひとりよがりなことばかりをいっている人が,目配りのきいた,均衡のとれた文章を書くことができるでしょうか.

表面はごまかせるかもわかりません. しかし心のゆがみは,その人の文章のどこかに現われます.

なんと耳の痛い言葉が並んでいる.

文章を人さまに見せることは,己自身の心の営みをさらけだすことでもあります.

前書きだけでもはや僕の心はくじけそうになっているが,いやもうすでにくじけているが,がんばって読む.

現場―見て,見て,見る

   文章の生命は現場だと氏は言う. 現場を踏んで異質なものに出会い,驚く. その驚きが深いほど文章は力を持つのだと.

無心―先入観の恐ろしさ

   先入観をもたず,白紙で接することが重要. 先入観にとらわれていると間違いをおかす.

意欲―胸からあふれるもの,どうしても書いておきたいという熱い思いがあるかどうか.
感覚―感じたことをどうやって表現するか.

   感覚そのものを磨く. 感じたことをどう表現するか,その表現方法を磨く.

   ほんものにふれるということは非常に大切なこと.

   感覚〜視覚,嗅覚,味覚,聴覚,皮膚感覚,自然感覚・・・

書く技術

平明(わかりやすさ)

   身の丈に合った言葉を使っているか?

   絵画的表現になっているか?・・・書かれたことがそのまま絵になって思い浮かべられるか?

   適切な比喩が使われているか?

   平明な文章を書くためのいちばんの基本は「なんとしても相手に伝えたい情熱」

   こたつに入って,おばあさんに話して聞かせて,それでわかってもらえる群商がいい文章

均衡(文章の後ろ姿,社会の後ろ姿)

   自分の生き方を反省しているか? 世間のこと,社会のこと,職業のことを知ろうとしているか?

   それはつまり文章の後ろ姿を見るということ,さらに言えば,己の生身の後ろ姿を見るということ.

   ひとつのものをいろいろな違った角度から見る

遊び―異質なものとの出あい

   歩いて,道草をして,新しい発見をしよう

具体性―細部へのこだわりを

   新聞記事を書くのではなくても,ものごとを具体的に見る訓練は必要

   具体性を大切にすることは,ものを見る力を鍛えること,鍛えれば鍛えるほど文章の質に反映する

品格―ものごとを見つめるゆとり

   文章の品格は技術を超えたところにある

表現の工夫

整える

   文の長さ:新聞の短評の目安として,30〜35字

        長い文のあとには短い文,メリハリを付ける

   漢字の割合:3割程度が一応の目安

         漢字が多すぎると硬くなり,ひらがなが多すぎると読みにくい

   カタカナ言葉:使いすぎは日本語の健康のためによくない

   体言止め:乱用に注意

        ちなみに体言とは簡単に言うと文の主語にできるモノ〜つまり名詞や代名詞のこと

   土地の言葉:方言にはいたかな表情がある

   「」:カギカッコの中の言葉は大切,しゃべり言葉の面白さを出したほうが問い

正確―終着駅のない旅

   数字と固有名詞,とくに人の名前は何回も見直せ

   正確な文章を書く秘訣は文章にあるのではなく,表現したい思想なり感情なりを,しっかりとつかむことにある

   正確な文章に終点はない,謙虚に一歩でも近づくよう努力すべし

新鮮―避けたい紋切型の表現

   使い古された言葉を使わない

   常套句には気がきいた言い回しのものが多いが,気の利いた言葉はいつかは腐る

選ぶ―余計なものをそぎおとす

   何を選び何を削るか・・・文章を書くときに一番苦労するところ

   しかし,削って削って,余計なものを全部こそぎ落とすのが,いつでも最上の手段であるわけではない

   そこが文章が生き物たるゆえん

流れ―書き出しから結びまで)

   流れがいいかどうかは骨組みがしっかりしているかどうかにかかっている

   文章の書き出しは大切であるが,もっと大切なのが結び

この本にはあまりにもたくさんの気付きがありました. 読む人の側に立つ文章というなかの,たとえば天体望遠鏡のパンフレットの記述. それこそ書かれているように読み手の立場に立ったものではない. 難しい専門用語が並び,買ってくれるな,あなたには使いこなせませんと言わんばかりの文章. パンフレットに限らずマニュアル(取扱説明書)でも同様の傾向があるし,どこに何が書いてあるのかすらわからないものもある. カタカナ言葉の氾濫は,氏が本書を上梓されたとき以上に,いま,特にネット世界で氾濫している. モチベーション(motivation:やる気・動機),とか,コンテキ(ク)スト(context:文脈)とか,その他グローバリゼーション,アイデンティティーなどなど数えていけばきりがない. そもそもこういう外来語(カタカナ言葉)を使わなければ意味が通じにくい理由があるのだろうか? そういいながら,知らないうちに使っている自分が恐ろしい. たとえば,いま,嫁はんや娘たちがパソコンを教えてくれと僕に聞きに来る. そんなときあたりまえのように専門用語や英語などが僕の口から飛び出してくる. これじゃあいけないね. 以前僕はスチーブ・ジョブズのスタンフォードでの講演について,訳さずに原語のままのほうが良いと言った箇所がある. ま,そういうのは別にしても,知らない人にわかりやすく説明する・教えるということは非常に大事なことだ. それと紋切り型の常套句について,本書p204あたりを読んでいて,今日病院の待合室でひとり笑い転げてしまった. 恥ずかしかった.

2008-05-10-土

[]日々の自己啓発に時間を惜しまない友人たちへ

先だって発売された「中央公論」2008年5月号 の特集 「達人たちが語る 知的整理法革命」 に掲載された 梅田望夫氏の 「グーグルに淘汰されない知的生産術」 が,中央公論社のご厚意により,氏のブログに全文掲載 された. 実際に手にとって読まれた方が多いとは思うが,もし読み損ねた方がおられましたら,ぜひこの機会にお読みになることをお勧めします. 僕自信は幸運にも出版直後に読むことを得,自分の勉強法の参考に させていただきましたが,今読み返してみて,あらためて本の読み方 と その後の知的生産の方法について,再認識させていただきました. 雑誌の特集記事だからこそ可能だったのでしょうが,出版社の粋な取り計らいに感謝します.

[]Skypeミーティング+GoogleDocs

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あすなろBLOGの 2008/05/10 付けで,大橋さんの 「GoogleDocsで遠隔同時更新会議」 というエントリーがある. ある,というか,「ついった」で知って,どんなんだろうと思って見に行ったわけですが,さすがに現在進行形なので便利ですね. 僕自身は業務でSkypeもGoogleDocsも使えないという現状にあるのですけれど,一応ついこの前業務改善で,こんな便利なものあるんだから使おうよ! って提案したなかりです. まあおそらく,というか確実に「没」になるのは目に見えているのですが.....だけど,便利でしょうね. 通話しながら,

ちょうどホワイトボードに2人で「あーだこーだ」言いながら決まったことを書き込んでいく感じ

うらやましいなあ. 僕自身の仕事も絶対事務所でなければ・・ってものばかりではないので,在宅勤務の件も提案して入るんですが.....往復4時間近い通勤を毎日しているって,ホント馬鹿になんないですよね.

[]twitter

最近1年ぶりに復活してやりはじめたtwitterですが,id:extinx0109y さんの 殺し屋「鬼司令」 という恐ろしげな名前(ごめんなさい)のブログに 「twitterについて」 というとっても興味深い 2008/05/09 付けエントリーがあった. その長文のエントリーを読んでいて,なんか非常にそそられた(知的な意味で). これは「ついった」してる人は必読だな〜と思ったので,紹介します. というか,はてぶ や スター の数自体,僕とは無縁の世界の人みたいなんですけど. この人凄いな〜,なんで惹かれるのかなあ?と思ったら.....うん,スキンヘッドは僕も究極の髪型と思っているので,そのうち禿たら剃ろうと思ってます.

2008-05-08-木

[]ケータイチルドレン

年頃の娘をもつ親として,なぜ今の子どもたちはそんなに携帯にこだわるのかということを知りたくて,この本を読んだ. 僕も嫁はんも子供に携帯を持たせることには反対している. 高校生でも不要だと思っている. まあ大学になったら,18歳になったら,勝手にしたらいいと考えていた. ところが本を読んでびっくりした. 子どもたちは携帯を電話としてではなく通信の端末として,PCと使い分けているというのだ. 決してPCが使えないのではなく,用途によって使い分けているのだ. だからこそ親として,子供が何のために携帯を使っているのかを知ることは非常に重要なことだと思った. 知ることによって多くのリスクを回避することができる. リストアップすると

1.見知らぬ他人とのネットを通じた出会い・・・子供を狙う悪質な大人の存在

  これだけは絶対にわすれてはいけない.

2.罪の意識なく容易にアクセスできる違法なコンテンツの存在・・・特に著作権の問題

3.学校裏サイトという仰々しい名前で呼ばれている,いわゆる掲示板上の誹謗中傷合戦

4.アダルトコンテンツへの意図せぬアクセス

5.迷惑メールやネット詐欺の危険性

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こういった諸問題に対処するためには,まずこれらの危険性を大人がしっかりと認識しないといけない. そして,対話しなければならないどのような. その通りですね.

おそらく今後ますます携帯は高機能化する一方で,PCも小型化し,両者の垣根はどんどん取り払われていく. だから,PCからインターネットアクセスする際に教えておくべきことを,携帯を使う際にも教えておかなければならない. まあうちの場合は自分で責任をとれる年齢になってからしか持たせない方針だから,少しは安心かな?と思う一方で,すでにPCは再利用部品で作って与えてあるので,早めにそういう機会を持たなければならないと思っている.

2008-05-07-水

[][] Xp sp3 ようやく...

まだ自動アップデートでは出来ないみたい. 能動的にやらんとダメみたいですが,ようやくリリースされましたね. でも要注意. 一度IE7を削除してIE6に戻してからsp3を入れないと,IE7の削除が不可になると書いてあったので,でもこれはそういう仕様らしい. まあいいやと思って言われるままにIE7はずしてsp3入れ,ふたたびIE7を入れました. まだだれのつぶやきもないけど,ちょっと心配. 早まってしまったかな? ま,あかんかったら最悪フォーマットして再インストすればいいことやし... Vistaはあれほど嫌っている僕ですがsp3は何の抵抗もなく入れてしまいました. ついった〜には長いのでブログへup.

2008-05-06-火

[]ミャンマー国軍よ,何やっとんじゃ! 国民投票やってる場合じゃないんじゃないですか?

テレビも見ず,新聞も読まない僕が,唯一社会のnewsを取り入れているgoogleのガシェットとか,新sで,ミャンマーを直撃したサイクロンが甚大な被害を当地に及ぼしたらしいということ知った. 読売や産経には軍事政権の動きに対する記載が見あたらなかったが,朝日の記事では国軍は国民の救出どころか,デスクにはりついているらしい.

サイクロンは10日の国民投票の1週間前に襲った。投票にかけられる新憲法案の制定を目指す軍政はいまだに国民投票の延期を決めていない。5日付の国営紙は国民投票を国民と一緒に成功させるなどとする軍政の声明を載せた。

あのねえ,今1万人を超える人が亡くなって(数千人が死亡,数千人が行方不明),無事生き残った被災者も生きるか死ぬかってときに,国連の現地事務所だけが動いてるのか? ミャンマー国軍は何 やってんだよ! をしているのだろう. とにかく非常事態で国民を救うのが あんたらの使命だろうが! 国軍の使命ではないのだろうか? いますぐに あんたら軍隊が動かなかったら,もっともっとたくさんの人が死ぬ. 非常時の初期対応がいかに大切か 知ってるだろうが. 情けないことだ. わかりきっているのに,なぜ救おうとしないのだろう?

[]少年審判への遺族傍聴について思うこと

モトケンさんが,「議論の材料として紹介します」 として,「少年審判への遺族傍聴 法改正に賛否両論(5月3日17時5分配信 J-CASTニュース)」をup し,問題提議をされている. 僕はいつも嫁はんに怒られるのだが,気が短く,すぐに行動に出てしまう. つまり,短気で手が出てしまうということです. まあしょもないことに怒って手を出すのは馬鹿げているのでいつも反省しておりますが,この少年審判の件は常日頃思うことがあり,エントリーします. なんといってもサカキバラ事件のすぐ近くに住んでおりますので,こういう話題にはすこし過敏なのかもしれません. でも僕の本音をそのまま書くと,おそらく激しいバッシングに晒されると思うので,それにここは僕のブログ内とはいえ,ネットで公開している以上,発言には責任があるので.....

建前

結論:少年審判への遺族傍聴は,当然の権利である

理由:被害者側が真実を知りたくても,審判記録の閲覧・謄写が制限され,少年や両親への質問すらできないという現実問題があるならば,少年審判への遺族傍聴しか「真実を知る」「少しでも真実に近づく」ことはできないと思うから. また,刑事裁判となった場合と少年審判となった場合では大きな差別があり,「犯罪被害者等の犠牲の上に加害少年の健全育成をはかっている」としか思われないから. 僕はサカキバラ事件の時に,加害者のプライバシーを守ることにばかり重点が置かれ,被害者や遺族側のプライバシーはないに等しいということを痛感した. これはおかしいと思った. 何か間違っている. ものすごい違和感を感じた. 遺族の逸脱行為が問題になっているようだが,また法廷の場で被告が委縮しようがしよまいが,遺族の希望が最優先されてしかるべきと,法律に素人の僕は考える.

本音

あまり言いたくないけど.....少なくとも僕は自分の命を賭けます. それだけ.

2008-05-05-月

[]STEVE JOBS The Greatest Creative Director

スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡

スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡

  • 出版社/メーカー: アスキー
  • 発売日: 2007/12/17
  • メディア: ハードカバー

Steve Jobs

という人物について,まず僕が知っていたこと. アップルコンピュータの創業者で,一度自分の作った会社を追われたあと,pixarを興してその後,再びアップルに戻ってi−pod やi−phone そして MacAirを発表..... そして,スタンフォード大学での有名なスピーチ. その程度です. だから,あのスピーチの印象が凄く残っていて,まさに伝説の人〜凄い人だけどとっても遠い存在にしか思えませんでした. でもこの本を読んで,全く知らなかった Jobs のとっても人間臭い一面がというものがわかり,ああ,彼も神様じゃないんだと(当たり前のことですが)感じました.f:id:pin_kobe:20080505154808j:image,w300,right

しかし,若かりし頃

の彼は, Tom Cruise に似ていませんか? この本にはいっぱい写真が載っているので,どれを見ても,似てる. とても男前ww.

本を読んで一番びっくり

したのが,彼のカリスマ性はまあ別として,その冷酷無比な独裁者だってことです. これは本のあちらこちらにエピソードを交えて書いてある. 「社員を人前で罵倒する」 とか,「Jobsと同じエレベータに乗りあわせた社員が降りる前にクビを言い渡された」りとか,ひえ〜恐ろしかごたぁ!という人間です. 僕は人間はその地位が如何なものであろうと,相手を罵倒したり,にらみつけて,アゴで人をつかったりする人種は大嫌いです. おまけにアップルに復帰してからは,製品作りに細かくかかわるなんて...仕事しにくかろうなぁ〜と思わず同情してしまった. だが,このようなリーダーがいたからこそ,アップルという会社が生れ,再び蘇生したんだというのも,またまぎれもない事実. 実際傾いていたアップルを立て直して次々に新しい製品やサービスを世に送り出しているんだから. でも,僕はあの i−tunes というソフトで携帯電話に入れる音楽を変換したけれど,結局1回はうまくいったが,次からは何度やっても失敗. どうもあのユーザーインターフェイスには馴染まない. やっぱり「おっさんだからかな〜?」とも思うのだが,そもそもいろんな圧縮方法がありすぎませんか? もうちょっと規格統一できないんですかね. 僕は音声ならmp3しかわからないです. だからボイスレコーダにしても勝間さんがおっしゃってるようにmp3で保存できるものしか欲しいと思わない. 音楽でmp3がだめっていうのはWinPCという雑誌で見て知りました. 高音が出ないんですね. 人間の聴覚限度を超えた高音. ここが大事だって. でもアップルの圧縮のどこが優れてるのかよくわからんのです. やっぱ,娘の言うように,おっさんはダメやね.

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話は変わって

Jobs がアップルを追われて Next と,Pixer の2社で頑張っていたころの話. トイストーリーは,Jobs が Pixer の地位を不動のものにした映画だったんですね. 全然知らなかった. しかし,その舞台裏のどろどろした人間関係が本には描かれている. まあ僕もおっさんですから,少なからず経験してますけど,嫌なもんやね,やっぱり.

そして,Jobs のアップル復帰

Next を買収し,MacOS の基礎とし,それまでアップルがかかえていた60種類もの製品を捨て,互換機事業も切り捨てて,パワーブックG3のみで再スタートを切った. そして iMac の発表. これはパソコンにおける工業デザインの重要性を如実に打ち出し,というより,この成功により工業デザインの重要性に異論をはさむ者がいなくなった.

1955年02月24日生まれ

だというから,彼は僕よりほんの4歳しか年上でない. でも数年前からの彼の風貌は,なんだかとっても老けて見える. ジーンズ姿はとてもいかしてるんだけど.....  この本は写真集みたいなもんだから,あっという間に読んでしまったけど,面白かったです. id:sap0220 さんが先ほどちょろっとつぶやいてましたけど,今日は子供の日だったですね. こどもたちとは全然遊んでません. というか.もうおとうさんは相手にしてくれません.

[][]なぜ僕は読書をするのか

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このタイトルを,「僕が読書をするたった1つの理由」とか「○〇つの理由」などと書けば,なんだかかっこいいのだけれど,ちょっと恥ずかしい. 別にたいした理由でもなんでもないから. 今日,日がなだら〜っだら〜っと タンス置場 兼 寝床 兼 僕の革靴置場 兼 書斎 にこもっていろんな方のブログを読んだり,本を読んだりしているうちにあっという間に夜が来た. いつも楽しませていただいている 「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」 略称「スゴ本」の Dainさんのプロフィールを初めて見に行って,そこに

本の探し方→本を探すのではなく、人を探す

本の読み方→本ばかり読んでるとバカになる

というご自身の二つのエントリーへのリンクがあって,書評を書くような方はどんなふうに本を選び,読んでいるかを学ぼうと思い,読んでみた. そして,なぁるほどぉ〜!って納得して,Dainさんのエントリーに倣って,自分なりに「なぜ僕は読書をするのか」ということをまとめてみた. >自戒をこめて


なぜ僕は(今この歳になってようやく)読書をするのか

いま僕が読まなければならない本・いま僕が読みたい本がいっぱいあるから・・・あまりにしょもない理由で恥ずかしいのですが,僕は高校のころまでは普通のまじめな,ある意味面白くも何ともない生活を送ってきました. ところが大学へ行ったとたん,それまでの鬱憤(うっぷん←こんな漢字手では書けません)を晴らすかのように遊び始めたんですね. 親元から遠く離れて,たくさん親に金使わせて,な〜んも勉強せず遊んでおったんです. それは社会人になってからも続きました. 結婚して子供も生まれて,体を壊して入退院を繰り返し,休職して,転職して,その後でさえもまともに社会人として勉強してこなかった. 本と言えば小説のみ. 小説がだめということではなく,小説しか読まなかった. これではやはり片手落ちだと思う. ビジネスマンとしてビジネス書の一冊も読まなかったことを凄く後悔している. そのツケがいま,まわってきている. だから,せめてこれからは人並みにそういった類の本を読み,学び,書いて発信するということを続けていきたい. もちろんその合間には小説も読みたいが.....

本の探し方

選本の肝は本ではなく、人を探すこと。わたしが知らないスゴ本は、それこそ百万冊ある。その本そのものを探すのはとても難しい。しかし、百万冊のスゴ本は間違いなく誰かに読まれている(それは"あなた"かもしれない)。だから、スゴ本を読んでいる"あなた"を探す。

僕の本の探し方も一緒です. つまるところ,ネットで次々に出る書評関係のブログやニュ−スから選ぶ. 特に僕なんかの場合,自分で探したってなかなか良い本には巡り合えないと思うから,誰かが薦めている本,その書評を読んでみて,あっこれ,「いま」 「僕が」 読んだら面白そう!と思ったらすぐamazonのカートに入れる. とりあえず入れる. で,ある程度たまったら,小遣いと相談してどれを買うか決める.

集合知は「はてな」が最適。好きな本を適当に投げ込んで、そいつを気に入っている「みんな」を探す。

このやり方は気付かなかった. すごくいい方法だと思う. でもいまでさえ読み切れない本が何十冊もあるから.....僕には無理かも.

本は買わない・・・でも僕は買わざるを得ない

Dainさんは図書館を上手に使っておられるようだ. 僕の弟も図書館を使っている. たしかに図書館で借りるという手は有りなんだけど,僕の場合本を汚してしまうんですよね. 小説じゃないんだから,さっさと読まなければならないんだけど,僕の場合時間がかかります. おまけに汚します. ここはいろんな意見があると思うけど,僕はレバレッジリーディングから多読を引いた手法しか今のところ出来ない. 結局買わざるを得ないのです. だから本を買ったらその月の小遣いはすべて消える. う〜ん,悩む,悩む...関西ライフハック研究会でやってる得書会では人の本を借りて1時間ほどで1冊読まなければならないので,A3の紙を広げてマインドマップ的な感じでまとめている. でもふだんは通勤電車の中なので...あ,だからそのためのロディアか! う〜ん.....潤沢な資金がないんだから,ちーと一考の余地あり.

本の読み方

オキテ1:読むだけの読書にしない

オキテ2:読んだら表現する

オキテ3:読んだらフィードバックする

僕の本の読み方はオキテ3がまったくと言っていいほどできていない. それが現状です. なんとかオキテ2まではするようになった. その先が一番肝心なのにな. 「わかったつもり」 のままで終わっているな. 1カ月以上も前に反省していてまだそのままだもんな. いまだに僕の最大の課題です. だけどこのあたり,非常に疑問に思うのだけど,ほんとにどうすりゃいいんだろうね. つぶやいてみようかな.....

2008-05-04-日

[]googleのhelp

Google Mania の 2008/05/02 付け記事 「GoogleサービスのヘルプをPCにダウンロードする裏技」.....これは 凄い! 知ってる人は知ってるんだろうが,僕のようにずっといじくってても,ひとっつも上達しないタイプには,とっても朗報! もともとこのサイトは,はてなRSSにも登録していて,おぉっと思った記事はピックアップしているつもりなんだけど,なにしろ知らないことが多すぎて,新しく発表される内容が多すぎて,全然ついていけないのです. もちろんいろんなtipsも知りたいけれど,こういったヘルプをローカルで閲覧できるというのは,何とも嬉しい. いま,さっそく実行しました. 今後ともいい記事を書いてください.