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MF活躍で連続完封 練習試合2試合 '08/6/1

 Jリーグ2部(J2)広島は31日、安芸高田市の吉田サッカー公園で練習試合2試合を行い、中国社会人リーグのレノファ山口戦は9―0で圧勝し、若手主体で臨んだ広島大戦はMF清水航平のゴールなどで2―0で勝った。

 レノファ戦は森崎浩司とユキッチがトップ下で先発。序盤からボランチの高萩洋次郎もゴール前に顔を出し、連動しながら好機をつくった。

 相手GKの好守に阻まれる場面もあったが、前半18分の森崎浩の先制点を機に畳みかけた。FW佐藤寿人のハットトリックなど大量点を奪った。後半15分からは左MFに、新人の内田健太も起用した。(広重久美子)

 ▽新人内田が存在感

 新人MF内田健太がレノファ山口戦で約30分間、左MFでプレーした。積極的にドリブルで突破。「意識した通りに仕掛けられた」と、後半22分には数人を抜いてクロスも上げた。広島大戦は左ストッパーでフル出場。計120分間を終え、「疲れました」と話す顔に充実感が漂った。

 左足のキック力を買われて、広島ユースから昇格した。キャンプから左サイドへ挑むが、3月に左ひざ半月板を手術。「けがの間、服部(公太)さんを見ながら『ここで仕掛ける』とか考えていた」と、前向きにプレーイメージを磨いた。

 この日は朝一番に突然、主力組でのプレーを言い渡されても落ち着いてプレー。「課題は守備と運動量」と、あらためて実感していた。

【写真説明】【広島―レノファ山口】後半22分、ドリブルで突破する広島の内田(左端)




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