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院内助産所に初産声…滋賀・彦根市立病院 出産休止1年

甲斐さん、家族見守られ 「畳、とても楽」

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院内助産所で初めて生まれた長女を抱く母親の加奈江さん。右は長男の彪馬君(彦根市立病院で)

 今年2月に設置された滋賀県の彦根市立病院(彦根市八坂町)の院内助産所で29日深夜、初めての出産があった。産婦人科医不足で昨春から出産、手術を休止していた同病院に、約1年ぶりに元気な産声が響いた。

 病院の説明によると、同市西葛籠町、甲斐加奈江さん(24)は同日午後10時40分に到着し、約40分後、4人の助産師に見守られて、体重2910グラムの長女望愛(のあ)ちゃんを無事、産んだ。夫隼人さん(26)、長男の彪馬(ひゅうま)君(3)も立ち会った。

 甲斐さんは助産所での出産を希望して、市外の病院から移った。「分娩(ぶんべん)台ではなく、畳の上で、自由な姿勢でのお産はとても楽でした。家族に見守られ、落ち着いて出産できました」と話したという。

 赤松信院長は「院内助産所で初めての出産が無事終わり、ほっとした。今後も安全に注意しながら、取り組みたい」とのコメントを出した。同助産所では、9月末までに7人の出産希望者がいるという。

2008年5月31日  読売新聞)

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