原油高騰を受けてガソリン価格が6月引き上げられるのを前に、広島県内のガソリンスタンドは31日、午前中から駆け込み給油の車で混雑した。朝から列ができるスタンドも。石油元売り各社の卸値が1リットルあたり10円程度上がる予定で、値上げ後は多くの店頭でレギュラー1リットル170円前後になる見通し。
廿日市市のセルフスタンドでは、午前7時ごろから続々と客が訪れた。副店長の男性(32)は「通常の土曜なら朝から客が来ることは少ない。きょうは平日の通勤時間帯よりも多い」と話した。
レギュラー1リットル159円を6月以降、10円程度上げる予定。近隣のスタンドの状況などを見て、最終的な価格を決めるという。
【写真説明】ガソリン値上げを予告する張り紙が付けられた給油機(31日午前9時55分、廿日市市)
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