貫地谷しほりの 登場人物 手帖

和田正太郎役 米倉斉加年さん&子ども時代の喜代美役  桑島真里乃ちゃん

ヒロインを演じる貫地谷しほりさんが、共演者とその役柄について語るコーナー。収録秘話や貫地谷さんだけが知る役者さんたちの人となりなど、「ちりとてちん」出演者の横顔を毎週ご紹介していきます。

正太郎さんことおじいちゃんは、喜代美に大きな影響を与える人物として登場します。でも、私と米倉さんの共演シーンはなかったので、一度もご一緒していなくて…(涙)。
 後になって家族を演じるみなさんに米倉さんのことを聞くと、寡黙に見えて結構おしゃべり好きだとか…。ちょうど、叔父さんを演じる京本(政樹)さんもそんな雰囲気の方なので「きっと遺伝したんだ」って和田家のみんなは妙に納得しています(笑)。また、米倉さんはとってもシリアスなお芝居をされる一方で、子ども時代の喜代美を演じた真里乃ちゃんを笑わせるために歌を歌ったりもする優しくてお茶目な一面もあったそう。そんな話を聞くと、私自身が子ども時代に歌を歌ってもらったように感じて「ああ、私のおじいちゃんなんだ」って心が温かくなりました。
 おじいちゃんとのシーンは大人になった喜代美の回想でも何度も登場するのですが「一回きりの人生や、ぎょうさん笑ろた方がええ」というセリフとあのシーンは大好きです。亡くなった私のひいおばあちゃんとイメージがダブってしまって、何度でも泣けてくる…。米倉さんとは、いつか共演したいと思います。例えば、喜代美の妄想シーンで…(笑)。あるといいなぁ〜(妄想)。
 米倉さんと同じく真里乃ちゃんとも同じシーンでお芝居することはなかったのですが、モニターでお芝居を見ていて「私と似ている」とずっと思っていました(笑)。それに、あのスローテンポな小浜ことばがたまらない!でも、スタッフや出演者に「自分と似ている」と言ってしまった手前、あんまり「かわいい♪」と言えなくなってしまったんですよね(苦笑)。今はあのかわいらしさが、私が演じるようになっても無くなっていなければいいなぁと思っています。ちょっと心配なんです(弱気)。