5人の出演者の登場に先立ち、遠藤理史プロデューサーから客席のみなさんへ「1250人の拍手を録らせてほしい」というお願いがありました。「来週あたり番組で流れるかもしれません」という一言も…。“だんだん盛り上がる拍手”、“声援入りの拍手”など、様々な拍手にご協力いただき、いよいよ5人の登場となりました。
―――音楽が流れる
徒然亭の5人がそれぞれ別の扉から客席に登場。客席内の通路を練り歩く。思わぬ登場の仕方に場内は騒然!
西堀裕美アナウンサー(以下 西堀)/それでは再び5人の登場です。1階の中ほどには貫地谷さん、青木さん、そして一階の奥には茂山さん、桂吉弥さん。加藤虎ノ介さんは2階にいらっしゃいます。
客席の大歓声に、一時はアナウンスも聞こえないほど。
貫地谷しほり、青木崇高、茂山宗彦、桂吉弥、次々舞台に集結。しかし加藤虎ノ介はまだ2階でもみくちゃに。4人、2階の加藤に向かって「しい〜そ〜」と連呼。
貫地谷しほり(以下 貫地谷)/にいさぁ〜ん。がんばれ〜。
遠藤理史プロデューサー(以下 遠藤)/2階の皆さーん、危ないのであまり立たないでくださーい。(まだ騒然となっている客席を見て)……いや〜なんか……盛り上がりましたね。
西堀/みなさん、びっくりされたんじゃないですか?
茂山宗彦(以下 茂山)/ありがとうございます。(拍手)
西堀/それでは、第2部も改めてになりますので、まずはお座りいただいて。
遠藤/1人、間に合ってない人がいますが(笑)。
桂吉弥(以下 吉弥)/「底抜け」講座、今やったらいいんじゃないですか?
茂山/あ、底抜け講座。
お客さま/(拍手)。
茂山/あれね、手うわ〜なってる(と大きく上げる)ように思いますけど、ちゃんと型がありまして。
吉弥/型があります。
茂山/(足は)肩幅に開きます。(膝を軽く曲げて)膝の関節がカクって止まるとこありますね。そこまでしか(体を)下ろしてないんです。で、手は正面(と左手を正面に掲げる)なんですけど、体はこっち(左斜め下)行ってるんですね、実は(笑)。はい。
貫地谷/(言われたようにやってみて)難しいわ。
茂山/それで、(ゆっくりとやって見せる)「そーこーぬーけーにっ、(手を前にびしっと)しびれましたがなぁ」……ということになっておりますので。えー、簡単でございます。皆さんもう一度左手を……左手ですよ、ホントはね。
吉弥/こういう感じです(と背中を向け、お客さんと同じ方向でやってみせる)。
茂山/左手を体の……
青木崇高(以下 青木)/(みなさんにも)立ってもらった方がいいんじゃないですか?
茂山/ちょっと立った方がね(笑)。立てる方は立っていただいて。
お客さま/(立ち始める)。
茂山/いいですかー?
―――お客様たちが立ち始めたところで、加藤舞台に到着。
貫地谷/あ、帰ってきた(笑)
吉弥/怖かった?
加藤/(息を切らしてうなずく)
吉弥/(笑)じゃ底抜け(茂山を促す)。
茂山/じゃ構えまして。行きますよ。
吉弥/左手ですよ。
茂山/左手です。行きますよ、せーの。「(左手を体の前に出し、体を左に落として)そーこーぬーけーにっ……(手を前にびしっと)しびれましたがなー!」。(客席も一斉に同じポーズ)……お〜1250人の底抜け!ありがとうございます!(客席大拍手!)すごーい、ありがとうございます!
貫地谷/ありがとうございますー!
吉弥/みなさんお座りください。(お客さまどやどやと座る)
遠藤/こっち(舞台の上)も座りましょう。(舞台上も座る)
吉弥/いやー(とひと息ついて加藤に)二階、二階席どうでした?
加藤/(息切れ)。
西堀/まだ息切れてらっしゃる(笑)
加藤/いや……暴動が起きたかと。(笑)
吉弥/(様子をまねて)「うわああああ」って。
加藤/すごいっすね。
茂山/やるね“四様”(笑)。
吉弥/“四様”はね。
加藤/いやいや……(下を向いて照れる)
貫地谷/さすがやな。
西堀/(出演者の服装を示して)ちょっと第2部は雰囲気が変わりましたよね皆さん。皆さん、私服で。ご登場いただきました。(拍手)
茂山/(客席に背中を向けて、Tシャツの背に徒然亭の紋が大きく描かれているのを見せる)。(歓声!)
遠藤/あれね、スタッフTシャツなんですよ。スタッフで皆でお金を出し合って作ってるTシャツでございまして。
茂山/はいそれを買わさせていただきまして。息子ですからちょっと、着させていただきまして(笑)。家の子でございますんで、はい。
吉弥/あっ青木くん、これ何やこれ?(青木のGパンの膝が破れているのを指摘)(笑)
貫地谷/青木くん(笑)
青木/あっごめんなさい。いや(ファッションですから)……
貫地谷/新しいの買うてやろか?(爆笑)
青木/(草々ふうに)ありがとう若狭。(笑)
西堀/いつも皆さんこういう感じの格好で、いらっしゃるんですか?
吉弥/あーそうですね。
青木/そうですね。
茂山/皆こんな感じです。
貫地谷/そうですね。いや、でも私……。
一同/(注目)
貫地谷/……あ〜……何でもないです。
4人/(笑)なに?なに?なに?
貫地谷/(2部はおでこを出した髪型にしてきた)私ホントに、おでこを出すことに凄くコンプレックスがあって。
西堀/出てますよ(笑)
貫地谷/今日、時代劇以外で出すの、初めてなぐらいの感じなんです。
吉弥/ほお。
お客さま/(客席から)かわいい〜。
貫地谷/うわ、本っ当にありがとうございます(立ち上がっておじぎ)。(拍手)…ほんっとにありがとうございます!(拍手続く)
遠藤/えっ?おでこ。おでこ可愛いのに。
吉弥/うんかわいい。
青木/うん。
貫地谷/いや、あー……嫌なんですよ…。以前ドラマをやったときに、七分って言って自分の前髪とここらへん(顔の横の髪)を使って、後ろにカツラをかぶせる(注:通称七分(しちぶ)カツラ。よく見かける頭全体に「かぶる」タイプのカツラではなく、前半分は本人の髪を使い後半分をカツラでカバーするやり方。生え際が本人の髪になるため、自然に見える)っていうのがあって、初めてやってお母さんにその写真を見せたら……「あんた!なんであんただけカツラが後ろにズッてるの?」って言われて(笑)。いやズッてんじゃなくてただデコが広いだけなんだけどって話だったんですけど(笑)。ま、それ以来ちょっとデコ出すのが……。
青木/いやいやいやいや!(大丈夫と強調)。
遠藤/そうなんだー。おでこ可愛いのに。
貫地谷/すいませんありがとうございます。
遠藤/(客席に)可愛いですよねえ?
お客さま/(拍手)「(歓声)かわいいー!」。
吉弥/かわいいですよ。
茂山/よっ!(さらに拍手)
貫地谷/(照れ笑)ありがとうございまーす!