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さもなくばよくたたかへ : iroha

iroha ([info]iroha) 投稿者,
@ 2007-11-24 01:41:00


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さもなくばよくたたかへ
何故戦後60年も経って「くにのため」という言葉に「しぬ」という行為を足して「第二次世界大戦」を、ある意味わざわざ想起させる必要があるのか、想起する人々がいるのか・・というのはかなり以前からの問いだったわけです。

「国」のため+「しぬ」とは一体なんだったのでしょう
この言葉を想起する時必ず槍玉にあげられる、この国の抱える負の歴史が第二次世界大戦ではないかと思います。
何も第二次世界大戦を持ち出さなくても、桶狭間で今川さんの「ため」に寝込みを襲われて死んだ人もいるでしょうし、信長の天下統一で、信玄と謙信が戦っては収穫期の田畑と家族を残して死んだおとっつあんがいたでしょうし、幼い千姫と秀頼を守るために、源氏が平家の世を終わらすために、若い白虎隊は会津を守るために、西郷さんはみんなと一緒に、赤穂浪士は主君の名誉のためにとそれぞれの「国」のために命を落とされた人々がおりましたと思います。(乱暴な言い回しですが)
しかし「第二次世界大戦」の「くにのためにしぬ」というのが受け入れがたいことだったと物語るのが、60年経って尚この「くにのため」の評判の悪さでしょう。
なぜ評判が悪いかと思うままに挙げてみますと、
 第一に「負け戦」であったことがあげられると思います。それも徹底的に負かされています。
飢餓に加えて熱帯ではマラリアなどの病気で、特攻隊を戦艦に突っ込ませ、まさに「しんでこい」というようなことをやった挙句、原爆を落とされた直後などは「はだしのゲン」の世界です。
このような負け戦は日本史上類を見ません。
 第二に広く民衆を徴収した戦争は初めてだったことがあると思います。それまでは負け戦とわかれば強い方に寝返り、勝ち馬に乗って子孫を絶やさずにきた人々があってこその子孫、種の生存だったと思いますが、「生きて虜囚の辱めを受けず」との戒めもあって、この「くにのため」では生き残ることができない、これでは本能が許しがたいだろうと思います。
 第三に、これしかない「くにのため」をなかば強制的にとも言えるほどに作り出していった、「開戦」を導き出し、「一億総玉砕」などという言葉で盛り立て、「大本営発表」というものの報道により国民が状況を知ることもできず結果、現在の曲がりなりにも「民主主義」のようなものは機能をしていなかったというところが挙げられると思います。 

しかし、なぜ「あいつが死ねって言ったら死ぬのか」ということが問答されますように「国のために生き残ろう」「生きて国を支えよう」というような概念が強く共有されることがなかったのかが今もって不思議なところなんであります。「死」と隣り合わせの戦場へ出て行く際に未練を断ち切る為というのはそうでしょうが、「くにのためにしんでこい」などということを言うよりは「国の為にみんなで生きて帰ってこよう」のほうがモチベーションがぐんとあがると思うわけです。しかし靖国神社で英霊になるというようなことで、おばあちゃんが「今日自分が入る墓見てきたよ」「これでいつ死んでもいいわ」というようなことを覚悟なのか安心なのか言うように、それはおばあちゃんだからいい訳ですが(ちょっとーなどと言っても聞きません老人は)、、10代後半から30代40代前後の若者にそのようなモチベーションでは勝てるものも勝てないんではないかということで、
「国のため」に「し」をぶらさげたのはどこの誰だと思うわけなんです。



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[info]メカAG
2007-11-24 02:31 am (リンク)
> 10代後半から30代40代前後の若者にそのようなモチベーションでは勝てるものも勝てないんではないかということで、

それは日教組の反日教育のたまものですなw
まあもう一つの理由として、負けた後日本経済が大成功してしまったこともあるかもね。もっと戦後の日本が悲惨であれば、「次こそは勝つ!」という方向になったかも知れないけど。

はやく日教組の洗脳から解放されることを願うよwwww

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[info]iroha
2007-11-24 11:47 pm (リンク)

ガーン・・orz

あともう一つ、もしかしたらかなりの国民が敗戦を予見しつつも「負け戦だから行くのやめようぜ」というムーブメントが起きなかった、起こせなかった相互不信があったのかなとも思います。

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[info]メカAG
2007-11-25 12:35 am (リンク)
前線の兵士が「国のために命をかけて戦う」というのと、国内の言論統制は分けて考えるべきだと思うよ。軍隊の内部は統制されていなければならない。死んでこいと言われればそうするしかないんじゃない?一方軍隊をコントロールする側は統制されていてはまずいわけで、だからこそシビリアンコントロールが重要になってくる。

戦時中の日本の体制の問題は、軍隊以外の一般社会に対してまで言論統制を行ったことであって、軍隊内部と政府や社会の言論統制とは分けて考えなければならないと思うよ。

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[info]iroha
2007-11-26 07:56 pm (リンク)
>死んでこいと言われればそうするしかないんじゃない?

そうしたから多数の人がお亡くなりになり、統制されていたからこそ捕虜になるという選択をせずに自害あるいは「役に立たなければ死んだ方がいい」と、大岡昌平さんの著書「野火」はフィクションですけれども、そのように思い込まされるようなことをして結果、負け、では評判が悪いのも仕方ないだろうという見方なんです。

「どうやら負けている」というのをうすうす感じ取った人々が徴収された軍隊であれば、自分の死ぬさまに敏感であると考えます、世界的に「降伏」「捕虜」という選択肢が軍隊に認められている以上、あの時死ななくてよかった同僚兵士のことを思えば、生きている人々が世の中を作っている以上、結果評判が悪いのも仕方がないんだろうと思います。

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[info]メカAG
2007-11-26 08:29 pm (リンク)
> そのように思い込まされるようなことをして

それは「捕虜になってでも生き残ることが正しい」という教育(統制)を今あなたが受けてるから、捕虜になるよりも自害する選択をしたのは間違っていたと考えるわけだよね。これから50年ぐらいしたらまた社会の価値観が変わるかもしれないよ。

「命がけの作戦に失敗したら自害する」というのは、そんなに頭からおかしいと決めつけるような考えではないと思うけどね。一緒に戦った仲間が死んでいくなか、たまたま死ぬ順番が後になった自分が捕虜になるか自害するかの選択を迫られた時、後者を選ぶのがそんなに不自然なことかな。

もちろん自害したところで戦局には関係ないわけで合理的な判断とはいえない。捕虜になった方がむしろ敵軍の負担を増やせるかも知れないし。捕虜にしたらその人間を養わなければならないんだから。しかし人間の感情というのは合理性だけでは片付けられないし、そもそも完全に合理的な判断ができるなら、あんな大敗する戦争を始めなかっただろう。

> あの時死ななくてよかった同僚兵士のことを思えば、生きている人々が世の中を作っている以上、

そんなことを言うなら戦争そのものを否定すべきだろう。どの国のどの戦争だって戦死者の犠牲の上に成り立ってるわけで。「死ななくても良かった」というのは俺にはむしろ死んでいった人たちへの侮辱に聞こえるけどね。

たとえば部隊の指揮官の場合、部下を死に追いやるような作戦を指示しなければならないことをも多々あるだろう。自分の命令によってどんどん部下を死なせていく。そういう状況で自分の命に執着するだろうか。任務だからそういう命令を出すわけで、その任務が失敗して解放されたら、むしろ今までの部下の死に報いるために自分は100回ぐらい殺されてもまだ足りない、と考えても不思議じゃない気がするけどね。

まあ、確かに非合理的な考えであり、もしかしたら日本が負けた原因の一部かも知れないが、そうでないかも知れない。少なくとも俺は安易に自害をしたのは間違いだったとは言うことができない。

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[info]メカAG
2007-11-26 09:04 pm (リンク)
あと付け加えるに、仮に「自害せずに捕虜になる」のが正しいとしても、それは軍隊内で判断すべきことではなくて、軍隊の外、つまり国民や政府が軍隊をコントロールする一環として、そういう方向に持って行くべきだと思う。つまり「自害せずに捕虜になれ」という方向に統制するわけだ。

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[info]iroha
2007-11-26 09:22 pm (リンク)
負けたら自害するほうが多い戦争を歴史的にみてしてきていますので、正しいとかではなくそういうところだっただろうと思います。

メカさんは命令する側の見地が多いような気がいたしますが、私は割と赤紙で徴収された庶民のほうの見方で考えているせいかもしれません。

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[info]メカAG
2007-11-26 09:32 pm (リンク)
> メカさんは命令する側の見地が多いような気がいたしますが、私は割と赤紙で徴収された庶民のほうの見方で考えているせいかもしれません。

だって基本的に国民が国を守るために兵役とかで行動するのは義務だよね。税金を納めるのと一緒で。多国から自国を防衛する能力があってこそ国という組織を維持できるわけで、それを否定すると言うことは国を否定することに等しい。

本気で国という組織を否定するなら、世界政府みたいなところまで行き着かないと現実的ではないと思うけどね。世界政府樹立のめどが立たない現時点では、多国から防衛する能力を持たない国が長期にわたって存続できるとは思えない。

群れを作る動物は個体の安全よりも群れ全体の安全のためにしばしば行動するのは動物でさえ同じなわけで、人間は群れを作る動物だ。

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[info]メカAG
2007-11-26 09:41 pm (リンク)
庶民の見方というけれど、それは言い換えれば組織的な行動の否定だよね。軍隊が組織的な行動よりも現場の指揮官や兵士の個人的な考えを優先して行動したら…いろんな意味で怖いことになると思うけどねぇ。

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[info]iroha
2007-11-26 09:55 pm (リンク)
軍隊として統率されていながらでしたら問題ですが、そもそも盧溝橋事件に始まりとても組織的な行動を問えるような軍隊であったかが疑問です。

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[info]メカAG
2007-11-26 10:03 pm (リンク)
だから「もっと組織的な行動をとるべきだった」と俺は言ってるのに、あなたは「だから祖師的的な行動をとるべきではない」といってるわけだよね。あなたの主張は矛盾してるように見える。

「どうせ組織的な行動をとれない軍隊なんだから、個人の裁量を重視してもっと組織的でない軍隊にした方がいい」というのは、どういう理屈なの?

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[info]soulfly a go go
2007-11-24 02:40 am (リンク)
「勝っていたときにやめればよかったのに!」とかいっつも思います。

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[info]iroha
2007-11-24 11:48 pm (リンク)
それ、パチンコする人が言ってました、
「やめらんない」って。。

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[info]メカAG
2007-11-25 01:32 am (リンク)
やめさせてはもらえなかったろうね。連合国から見れば放っておけばいずれ日本は戦線維持の負担に耐えきれず自滅するのが分かっていたのだから、途中で日本側から講和をしようとしても、とうてい日本としては受け入れられない条件しか出されなかったはず。

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[info]iroha
2007-11-26 07:59 pm (リンク)
勝っていたのがアメリカさんとの開戦前だとしたら、わたしもそう思います。

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