公式ホームページ限定!!年末年始スペシャル 徒然亭弟子たちの座談会

#11月某日 午前10:00 NHK大阪放送局

桂 吉弥(以下 吉弥)/おはようございます。今日のメンバーは弟子5人でしたよね?3人しか居ませんけど…。

司会/2人とも今起きたと……。これから大急ぎで向かうそうです。

青木崇高(以下 青木)/俺は10時15分前に起きて間に合ったで。

吉弥/しかし、座談会のメンバーに渡瀬(恒彦)さんが入ってたら、誰も遅刻しないですよ。

貫地谷しほり(以下 貫地谷)/ほんとに。渡瀬さんが居るってうそでも言った方が良かったんじゃないですか?本当にこの一門はマイペースだなぁ。

吉弥/しゃあないな。2人のことはほっといて、もう時間になったから始めましょか。

一同/(笑)。

司会/徒然亭の本格復活となる天狗座での一門会。収録はいかがでしたか?

貫地谷/毎日ドタバタ撮影していて「ああこの日が来ちゃった」という感じでしたよね。だから、かみしめる余裕がなかった。

青木/「ネタをする日が来た」みたいな感覚やったな。

吉弥/僕はええけど、彼らはネタも覚えなあかんし、今まで「寝床」でやってたのが急にこんな大きな会場になって大変やったんと違うかな?

青木/でも、寝床でやるよりやりやすかったですよ。

吉弥/落語って、実はちっちゃい会場でやる方が難しいんですよ。お客さんが近いでしょう。せやから、仕草とか目線とか、ちょっとしたことも全部伝わってしまう気がする。ごまかしが効かんっていうかな。

貫地谷/私もホールの方がよかったですね。エキストラの方たちが、スタッフの合図に応じて笑ってくださったので、急に落語が上手い気分になっちゃって(笑)。

吉弥/でも、終わって引っ込んできたとき「終わったぁ、草々兄さ〜ん」ってホッとした顔してたやん(笑)。

貫地谷/それはやっぱり緊張してましたよ。だから、早く終わりたかった(苦笑)。

青木/天狗座での落語会の撮影は、前の寝床寄席と違って、撮り順がバラバラやったやないですか。

吉弥/そうそう。ムネ(青木崇高さん)は2日目が落語のシーンの撮影やったよなあ。

貫地谷/私と吉弥さんだけ落語をするシーンが一日目に終わってたんですよね。

吉弥/モッピー(茂山宗彦さん)と虎ちゃん(加藤虎ノ介さん)も次の日やったな。って、何してるんでしょう、あいつらは…

青木/まだ来てへん!

一同/(爆笑)。

貫地谷/私、今居ない2人が落語をやったの見てないんですよ。「鴻池の犬」と「崇徳院」。

青木/俺は見たよ。

吉弥/虎ノ介くんはごっつい上手にやってましたね。モッピーは、えらい緊張してたけど。

貫地谷/茂山さんって緊張されていることが多いですよね。でも、本番になるといきなりスイッチが入って…。

青木/集中力が…。

貫地谷/青木/すごい!

午前10:20 茂山宗彦、息をきらせて登場

茂山宗彦(以下 茂山)/遅くなりました(顔面蒼白)。

青木/(拍手)。モッピー!

吉弥/ホームページをご覧のみなさん。

貫地谷/ただいま茂山さんが到着しました〜。

茂山/ほんますいません。

青木/大丈夫、まだ来てへんやつがおるから。

茂山/あれ?虎ちゃんも遅刻?せやけど、ほんまパニクリました。

吉弥/でも、こんな時間でよう来られたね。

茂山/見てください、ヒゲそってませんもん。

青木/なんで遅刻?

茂山/さっき電話もらうまで座談会のこと知らなくて…。どっかで連絡止まってたみたいなんです。ほんますいませんでした。

吉弥/いま、天狗座の一門会の話してたんや。

貫地谷/一門会はどうでしたか?

茂山/拍手もらえやんかって寂しかった。

貫地谷/いきなりネガティブ発言…(笑)。

茂山/僕、もう今日はしゃべらない方がええですよ(うつむく)。

貫地谷/しゃべってくださいよ。

茂山/……。

吉弥/もうちょっとしたら話すやろ(笑)。

貫地谷/(笑)。そう言えば、小草若さんは落語が下手という設定ですけど、茂山さんは上手ですよね。

青木/モッピーは、リハーサルのときに「ちょっとうまく聞こえすぎるんで…」って監督によう言われてるもん。

吉弥/下手にやるって難しいもんやで。

茂山/今回の「鴻池の犬」は、正直、本業(狂言師)をおろそかにするほど、しこたま練習しましたよ。せやのに、またしても監督から「なんか下手じゃないよね」って言われて…。いい加減「天才的にちょっとだけ上手でした」みたいなの、あかんかなぁって。

青木/ナレーションが入るような?

茂山/(うなずく)。

吉弥/そうやなぁ。こんだけやってんのにな。

青木/かわいそうに。

茂山/小草若兄さんの「鴻池の犬」はやっぱり下手やったけど…っていうナレーションやったやろ。

一同/(爆笑)。

←前のページへ  次のページへ→

写真01
写真02
写真03
写真04