ウェブ魚拓に音声記録機能を追加
あまりうれしい機能じゃないような気もするのですが……。わかってはいるけれど、世知辛い世の中になってきているんですね。
- 「ウェブ魚拓」に音声投稿機能、「音声を証拠として残すために」 (INTERNET Watch)
- ウェブ魚拓、音声機能を追加--声の引用が可能に:ニュース - CNET Japan
使い方や目的はご想像の通り。電話のやりとりなど、証拠として残らなかったものを録音する形でネット上に記録し、悪い言い方をすれば「晒し上げる」ために使います。ウェブサイトを保存しておくのと、同じ目的ですね。
言った言わないの水掛論が時々起こりますが、これを回避するために作られたという解釈はできます。ただ、一昔前ならともかく、現在は音声情報を編集するツールをいくつかは入手可能ですし、その一部は無料で公開されています。そういうことを考えると、録音した音声が証拠になるかどうかは、かなり疑わしいと思います。誰かを陥れるために、言わなかった発言を捏造し、公開してしまうということも可能なわけですから。
で、ニーズはあるのでしょうか。今回対象となるような発言の録音を、YouTubeやニコニコ動画で公開して話題になった、という事例は聞きません。これまででもやりようはあったのに、そういうのが話題になっていないということは、運営元が考えているほどニーズが高いわけではないのかもしれません。先行き不安な部分もありますが、生暖かく見守るということでいいのではないでしょうか。
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