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社会
市立札幌病院 事故、4割増の6600件 07年度報告 患者死亡も1件(05/31 00:22)市立札幌病院(吉田哲憲院長)が三十日に発表した二〇〇七年度の医療事故状況によると、医師や看護師などからの事故報告は、前年度に比べ四割増の六千六百一件に上った。ただ、患者に実害があったのは二百三十三件(前年度比九件減)、死亡事故も一件(同一件減)と、いずれも前年度より減った。 全事故の約95%を占める六千二百九十四件は、患者に実害のないケース。このうち、「事故が起こりそうな環境に前もって気づいた」という事故一歩手前のケースが前年度の一・八倍、四千五百十三件に上った。 これについて病院側は「〇七年度分から、薬剤師にも報告を徹底させたため、事故報告全体の数が大幅に増えた」と話している。 死亡事故は昨年四月に発生。肝臓がんの六十代男性を手術中、患部を切除する際に静脈を損傷し、大量出血が原因で死亡したという。 一方、精神科専門の市立札幌病院静療院も医療事故状況を初めて公表。昨年度は全体で二百二十九件、患者に実害のある事例は三十件だった。
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