地域力連携拠点には全国の商工会や商工会議所など316機関が採択されています。開所式では倉敷商工会議所の永田妙子副会頭らが除幕を行い、経営支援センターのオープンを祝いました。この事業は日本の強みである「つながり力」を強化し、小規模な企業の生産力を向上させようというもので、事業転換や後継者などの悩みを抱える企業に対してさまざまな分野から支援を行い、課題解決に向けた手助けをします。倉敷商工会議所内の経営支援センターには月、火、木曜の週3回専門家が配置され相談に応じるほか、要望があればその他の曜日や夜間でも応援コーディネーターや専門家が随時対応します。
この日の協議ではチボリ公園の在り方について県が主張するいったん用地をクラボウに返還しその上で、できる限り現在の公園の姿を残すようクラボウに開発を委ねる案に対して天満屋の伊原木一衛会長が主張する資本金を減資したうえで経営を完全民営化する案が提案され、議論されました。しかし、民営化を進める場合の課題などが指摘され、議論はまとまらず、結論は次回の取締役会に持ち越されました。完全民営化案は天満屋の伊原木一衛会長が示した案で「まだ経営できる道はあるし独立採算の可能性もある」「減資して累積赤字をなくし再出発させたい。個人的に責任を持つ」と明言しました。しかし、この案は岡山県が土地をまた貸しすることが前提になっており石井知事は「県が仲立ちする場合公共性を確保する必要がある」とし収益物件中心の公園になれば整合性がとれないと否定的な考えを示しました。また「クラボウとの借地契約が継続している以上、県としてのリスク回避のため保証金など含め数十億円が必要。その資金調達は大丈夫なのか」といった疑問を投げかけました。次回の取締役会は6月20日の午後5時から開かれる予定です。
地域が楽しく、元気になるような活動に贈られる今年度の「夢づくり推進賞」には、総社市文化協会をはじめ、「JC戦士タマシマン」のキャラクターとともに地域の活性化に貢献している玉島青年会議所など5つのNPО法人などが選ばれました。式では、備中県民局須田実局長から表彰状が贈られました。総社市文化協会が毎年秋に開催している「れとろーど」は、歴史ある商店街の魅力を伝え、絵画や音楽、郷土芸能など市民文化の振興にや若者の育成など地域の活性化につながっていると評価されました。岡山県の「夢づくり推進賞」は、県民との協働の取り組みの中で地域における夢づくりの輪を広げていくことを目的に平成16年から設けられており各県民局長が表彰しています。
JR総社駅では、倉敷保健所の職員や禁煙アドバイザーたちが、通勤通学の駅利用者へ禁煙を啓発するチラシなどを配布しました。世界禁煙デーは、WHO世界保健機関が喫煙者に24時間禁煙を呼びかけようと定めました。最近は、喫煙者が減少しているものの、男女とも20代から30代の喫煙率が高くなっているとのことで、「たばこの害から若者を守ろう」をスローガンに世界各国で禁煙対策を呼びかけています。関係機関などでは、職場での分煙対策や自動販売機での販売自粛などを推進し、理解と協力を求めていきます。
神事には氏子や協賛企業の代表などおよそ30人が出席し、橋の完成を祝いました。近土泰彦宮司と公俊禰宜によりお払いや祝詞奏上が行われ渡り初めでは、出席者が橋を渡って、福を授かろうと立石と呼ばれている大きな岩に触って手を合わせていました。立石は堀の中にあり、今までは触ることができませんでした。観光客などから「岩に触りたい」という要望を聞いた玉野市観光協会が神社や氏子などに働きかけて橋を架けることになったものです。橋は幅1.5m、長さ3mの石づくりで神社が協賛を集めて今年3月に着工し、完成しました。橋を架けるきっかけを作った玉野市観光協会は「橋が架かったことで、参拝者によりご利益を授かってもらい多くの人に訪れてもらいたい」と話していました。
楠戸家住宅は明治中期を代表する倉敷の町家です。一般公開はサツキが見ごろを迎えるこの時期に毎年、行われています。このサツキは、呉服店が建てられた頃から毎年、この時期にピンクの花を咲かせ続けており、その大きさは、4畳半ほど。そして樹齢は250年を超えるとされています。最近の朝・晩の気温の低下が影響し、今年の花は例年に比べて少ないということですが、それでも、若葉の間からは、小さなツボミがのぞいていて、ここ数日で満開を迎えそうです。一般公開は6月2日まで行われます。また、この一般公開に合わせて室内では兵庫県のガラス造形作家・岡田親彦さんの作品展が開かれています。