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ミャンマー軍政、「被災者には魚やカエルもある、チョコレートバーは不要」

  • 2008年05月30日 20:06 発信地:ヤンゴン/ミャンマー
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ミャンマーの主要都市ヤンゴン(Yangon)南方のTwantayで、サイクロン被害の修復のため竹竿を集める男性(2008年5月30日撮影)。(c)AFP/Khin Maung Win

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【5月30日 AFP】大型サイクロン「ナルギス(Nargis)」の被災地に海外からの救援要員を受け入れはじめた同国の軍事政権が、早くも援助団体に難癖をつけ始めた。

 国営紙「ミャンマーの新しい灯(New Light of Myanmar)」は30日、「(軍事)政権と国民の関係は親子のようなもの。全ミャンマー国民が、政府の救済努力を歓迎している」と軍政を称える一方、援助団体が、資金拠出と引き換えにイラワジ川デルタ地帯(Irrawaddy Delta)の被災地域に自由に入ろうとしているなどと批判した。

 イラワジ川デルタ地帯はサイクロン被害が最も深刻な地域だが、こうした地域の被災者支援については、「被災者たちは、魚やカエルを捕獲して食べることもできる。国際援助団体が支給しているチョコレートバーは不要だ」と報じている。

 国連(UN)の世界食糧計画(World Food ProgrammeWFP)は、これらの地域で米、豆類、栄養強化ビスケットなどの食料援助を行っているが、チョコレートバーを支給している援助団体は確認されていない。(c)AFP/Hla Hla Htay

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