20代の若者は、携帯電話代やネット料金を合わせて月1万円前後を支出する一方、本や新聞といった旧来型メディアへの支出を削りこんでいることがNTTレゾナントのgooリサーチが実施した情報関連支出調査で明らかになった。
調査は今月、モニター会員を対象にネットで実施、1023人(男性469人、女性554人)から回答があった。それによると、1カ月の携帯電話料金は2501円~5000円が24.7%と最も多く、5001円~7500円、7501円~1万円がそれぞれ24.0%で並んだ。1万円以上も15.7%いた。
また、ネット関連の料金は2501円~5000円が35.1%、5001円~7500円が20.4%となっており、携帯電話、ネット双方を合わせると、平均的な回答者は月1万円前後を支払っていることになる。
一方、書籍・雑誌代は2500円以下が61.6%と半数を超え、ネット関連の支出に比べたらはるかに少ない。「払っていない」は8.3%だった。新聞代については、「払っていない」が72.7%に上っていた。
また、ネットショッピングも2500円以下が26.1%と最も多かったものの、1万円以上利用している人も17.8%に上る。逆に利用していない人は15.5%しかおらず、8割以上の人が毎月ネットショッピングをしていることになる。【柴沼均】
2008年5月29日