2008年5月30日 18時42分更新
本格的な梅雨のシーズンを控え、九州で水害などが起きた時に復旧作業などの支援にあたる国土交通省の緊急災害対策派遣隊が30日、発足しました。
緊急災害対策派遣隊は、大規模な水害や大地震などが起きた時に、被災地で2次災害の防止や復旧作業などの支援がより迅速に行えるよう国土交通省が設立しました。全国で2000人程度が隊員に任命されますが、九州の災害に対応する九州地方整備局の派遣隊は30日、発足しました。
発足式では、隊長を務める的場眞二管理官が「国民の生命や財産を守るという重要な使命が果たせるよう、責任を持って活動したい」と決意を述べました。
式のあとには、さっそく、被災地での心構えなどについて講習会が行われました。
九州に発足した緊急災害対策派遣隊は、道路や河川・港湾などの専門的な知識を持つ316人の職員からなります。
災害が起きた時は、被災状況を速やかに調査して2次災害を防いだり、水につかった場所での排水作業をスピードアップするためにポンプ車を派遣したりするなど、安全の確保と迅速さが求められる被災地の復旧作業で重要な役割を果たすことになります。