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クラスター爆弾禁止条約を採択 オスロ・プロセス

2008年05月30日19時06分

 【ダブリン=土佐茂生】不発子爆弾が一般市民に深刻な被害を与えているクラスター(集束)爆弾の禁止条約作りを目指す有志国の「オスロ・プロセス」は30日、ダブリンの国際会議で、一部の最新型爆弾を除いて全面禁止する条約案を全会一致で採択した。日本も同意した。

 12月にオスロで署名式があり、批准した国が30カ国に達してから半年後に発効する。昨年2月に始まったプロセスは、約15カ月で条約案採択という目標を成し遂げた。今後は、米国など条約に消極的な軍事大国に対して、いかに国際規範として実効性を持てるかが課題となる。

 

 同プロセスは主要な生産・保有国の米国や中国、ロシアなどが参加せず、実効性に疑問の声が浮上。このため有志国は、日本や英仏独など全面禁止に消極的だった国の意見を採り入れながら、出来るだけ禁止対象の例外規定を厳しくすることで、約100カ国の賛同を得ることに成功した。

 しかし、条約案は最新型の高性能爆弾は禁止対象から除外。米国と同盟関係にある日本や英国の対米軍事関係を妨げないという配慮から、条約加盟国は非加盟国との「軍事協力や作戦」ができると規定された。NGO(非政府組織)関係者は「抜け穴だ」と指摘している。

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