阪神・北摂
糖尿病外来を新設 三田市民病院
糖尿病・内分泌代謝外来を担当する佐久間陽子医師=三田市民病院 |
三田市民病院は六月、「糖尿病・内分泌代謝外来」を新設する。専門医が合併症の検査などに取り組み、「糖尿病教育入院」も初めて実施する。また形成外科の常勤医を一人から二人に増やす。同病院幹部は「患者のニーズに応え、独自性を打ち出していきたい」と意気込む。
(本田純一)
同外来は、四月に赴任した佐久間陽子医師が担当。毎週金曜の午後一-三時、栄養指導やインスリンの自己注射の指導、合併症検査のほか、甲状腺などホルモン異常の検査を行う。予約制で、事前に同医師の一般外来を受診する必要がある。
糖尿病教育入院は、入院して詳しい検査を受けるほか、食事療法を学んだりするもので、内科の病床が、五床から十七床に増えるのに伴い、導入する。期間は一、二週間程度。
同病院では現在、一般の内科医が糖尿病を診察。佐久間医師は「特にインスリンの自己注射は、専門医でなければ指導が難しい。健康診断などで指摘されたら、積極的に受診してほしい」と呼び掛ける。
一方、傷あとの治療などに取り組む形成外科外来は、常勤医が一人増える。現在の月、水、木曜日の午前中に加え、火曜の午前中と木曜午後も診察。毎月第一木曜は、神戸大学医学部の非常勤医も加わる。
(5/30 10:48)