大阪府は世界禁煙デーの31日から出先機関を含む府庁敷地内を全面禁煙とし、勤務時間の職員の喫煙を禁止する。
府職員の喫煙率は2007年度で26%(府人事室)。これまでは庁舎内に喫煙室を設けて分煙していたが今年3月、「仕事中はたばこ休憩は認めない」という橋下徹知事の“鶴の一声”で禁煙が決まった。
府庁本館に入居する国の出先機関、近畿管区警察局と外務省大阪事務所も禁煙に協力する。
府議会も各会派の控室は、それぞれの会派の判断に委ねられるが、それ以外は禁煙となる。公明党と共産党は以前から禁煙で、自民党は「検討中」。民主党は「知事が決めることではない」として分煙を継続する。
同様の庁舎敷地内禁煙は、都道府県では2004年12月から長野県で実施された例がある。ただ県衛生部によると、県庁周辺で路上喫煙が増えたため分煙に戻したという。