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被害者のカード切断?して流す 江東の女性不明

2008年05月30日06時07分

 東京都江東区潮見2丁目のマンションで4月、会社員の女性が行方不明になった事件で、マンション近くの下水道から見つかった女性の名前入りのプラスチック片は切断されていたことが警視庁の調べでわかった。住居侵入容疑で逮捕された二つ隣の部屋の派遣会社員星島貴徳容疑者(33)が女性のカードを切り刻んだうえでトイレに流したと同庁はみている。

 行方不明になった東城瑠理香さん(23)が事件当時所持していた携帯電話やバッグ、着ていたコートなどは見つかっていない。深川署捜査本部は、星島容疑者が小さくできるものは切って処理する一方、細かくしづらいものはマンションの外に捨てたとみて、遺棄場所の特定を急いでいる。

 捜査本部は28日、マンションの北約100メートルの路上にあるマンホール下の下水道から、遺体の一部とみられるものを発見。ローマ字の名前の一部が入ったプラスチック片も見つかった。

 見つかったのは、下水管が大きく曲がり、異物が滞留しやすい場所だったという。捜査本部は、下水が処理される江東区内のセンターに至る経路を徹底して調べる方針で、流れ方を確認するためマンションから下水にものを流す実験も検討している。

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