サイト運営の勉強がてらモテ系男性のサイトは結構見ることがある。
そんな中、あるサイトでこのようなQ&Aを発見。
「僕は現在高校生です。で、最近同じ部活の子が気になるというか好きになり・・・メアドは一応教えてもらったんですが…アドバイスお願いします…。」
「最近電車でよく見かける女の子に一目ぼれしちゃって、今度メアドを聞こうと思ってるんですが・・・・、アドバイスよろしくお願いします!」
恋愛経験の少ない純粋無垢(?)な若い男性からの切実な質問のよう。
でもちょっと気になったのは「メアド」。
バラエティ番組などで若手お笑いタレントやプレーボーイで有名な某男優がグラビアアイドルに「メアド教えて?」とか「メアドGETした…」なんて盛り上がってるし、合コン行くと必ず「メアド!メアド!」って馬鹿の一つ覚えみたいに言う男性もいる。
なぜそこまでして「メアド」を欲しがるのだろう?
確かに気に入った女性とつながりが持ちたいという気持ちでヤリトリの手段、連絡網としてのメアド(特に携帯アドレス)が知りたいのだろうけど、やはり、ちょっとずれてるような気が……
まず、メアドは「手段であって目的ではない」ということ。
「メアド教えて?」ってことは「僕には、また会いたい、デートしたい、付き合いたい…。」といった目的があって、「それを実現する為のアプローチの手段としての連絡先を教えて?」って言っていることと同じ。
それなら一層のこと
「好きになりました」
「付き合って欲しい」
「また会いたい」
と言われた方がグッとくるし、ちゃんと考えると思う。
もちろんお断りする場合もある。
(そんな相手はたとえメアド教えても着信拒否かシカトです)
ハッキリ言って「メアド!メアド!」っていう男性は自分に自信がなく、後追いの密かなメールテクニックを駆使して何とか近づこうとする情けないヤツに思える。
ちゃんとした告白やアプローチをしないで、手段としてのメアドだけをしつこく聞いてくる男性に女性はなびかないと思う。
そして、肝心なのは、女性の中では男性の印象は会った時に既に決まっているということ。
(詳しくは別のコーナーで改めて書きます)。
メアドをGETしたからって後日後追いで、どれほど自分をPRしたところで“何言ってるのこの男?”としか思われない。
そんな男から「今、何してるの?」なんてメールがあると「嫌な男からのメール読んでる」って返事したくなるぐらい。
私の会社の先輩は以前
「お客様と会っている時が最大のビジネスチャンスだよ。」って言ってた。
わかるような気がする。
いくら電話やメール・資料で良いこと伝えても、相手と相対している時が最大のチャンスだってこと。
その場ではその人の“人となり”が全部出てしまう。
もちろん、メールのヤリトリを否定しているわけではないし、定期的にヤリトリしたりするのは楽しみもあるけど、それは“気に入った人”であることが前提。
いくら電車で一目ぼれしたからといって唐突に「メアド教えて」と言われても全然知らない人だと「何、この人?」ってことになる。
さらに、決して結論を仰がず、手段としてのメアド取得を目指す傾向は、一般的に言われている“自分を傷つけたくない男性”、“フラれるぐらいなら告白しないで友達のままがいい男性”の増加と無関係じゃないような気がする。
「メアド!!」「メアド!!」という前に、せめてどんな気持ちでいるのかを伝えて欲しい。