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社 会

2008年05月29日(木)16時26分

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他人の家の天袋で極楽生活…福岡、58歳女を逮捕
 民家の押し入れの天袋に忍び込んだとして、福岡県警粕屋署は29日までに、住居侵入の現行犯で住所不定、無職の女(58)を逮捕した。アカの他人の家の天袋で勝手に暮らし、ご飯どころか風呂まで拝借していた。

 調べによると、同女は28日午後3時ごろ、同県志免町の無職の男性(57)の平屋の一戸建てに侵入した。「住むところがなかった」と供述しているが、以前から男性宅に頻繁に侵入していたといい、滞在は数カ月におよぶ可能性があるという。

 天袋の中は寝床用のマットレスをはじめ、ペットボトルも完備するほどの暮らしぶりだった。

 男性は1人暮らし。犯行に気付いたきっかけは、知らない間に減っていく冷蔵庫の中身だったという。

 「家の中から、なぜかたびたび食べ物がなくなっていく。不審に感じたため、男性は犯人探しを始めた」(捜査幹部)

 男性は最新の警報装置を部屋に設置。家の中で何かが動くとセンサーが反応、家の中に仕掛けた防犯カメラがその姿を捉え、携帯電話にメールで異常を知らせるというスグレモノだ。

 28日午後、外出した男性に警戒メールが届き、家の中で動き回る女の映像が映し出され、ビックリ仰天。110番通報したことで御用となった。

 捜査幹部は「捜査員が踏み込むと、ひどくビックリした様子だった。長く押し入れにいたからさぞやニオイがキツイかと思いきや、意外にさっぱりとした感じ。男性がいない間に風呂に入っていたようだ」とあきれ返っていた。