元教え子に脅迫メール、元校長に求刑
かつての教え子に脅迫メールを送ったとして、逮捕・起訴された公立高校の元校長。検察側は、懲役1年6ヶ月を求刑しました。 埼玉県の川口市立川口高校の元校長、市川和夫被告(56)は、かつての教え子で交際していた20代の女性に別れ話を切り出され、「何があっても知らないよ」とメールを送るなどしたとして、脅迫の罪に問われています。 29日の初公判で、市川被告は「間違いありません」と起訴事実を認めましたが、動機については「関係を続けたかったのではなく、会うという約束を守らなかった女性に謝罪を求めただけ」と述べました。 検察側は、「脅迫の内容は卑猥で執拗かつ悪質」と指摘。さらに、「責任を女性に転嫁していて反省しているとは思えない。学校長という責任ある立場にありながら、教育現場を揺るがせ信頼を失わせた」として、市川被告に懲役1年6ヶ月を求刑しました。裁判は29日で結審し、判決は7月15日に言い渡されます。(29日16:46)
|