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情報流出:教職員約1万8000人分、ウィニー介し--和歌山

 公立学校共済組合和歌山支部と和歌山県教育互助会に加入する教職員ら約1万8000人の個人情報などが、インターネット上に流出した可能性の高いことが分かった。データを家に持ち帰った同支部男性職員(44)の私有パソコンに入っていたファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介して流出したとみられる。

 両団体はデータの存在は確認しているが、ダウンロードできない状態のため、流出したデータかどうかの確認を進めている。流出による被害は確認されていないという。

 両団体によると、情報は01年度互助会退職会員約7000人の名前や住所、電話番号などと、04年度互助会員・05年度組合員約1万1000人の名前や所属などで、両団体が運営する保養所の経営情報もあった。

 データ持ち出しは禁止だが、職員は05年3月31日、研修先の保養所のパソコンからデータをコピー。「経営を勉強したかった」と話しているといい、経営資料のファイルに未整理の個人情報データも含まれていた。

 先月、匿名でネット掲示板にデータ流出を示す書き込みがあると互助会などに連絡があり判明した。両団体は流出に関する掲示板の書き込みが進むことを恐れ、氏名不詳のまま、書き込み者を業務妨害容疑などで告訴する方針。【清水有香】

毎日新聞 2008年5月14日 大阪朝刊

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