Room to Readのジョン・ウッド来日
Room to Read(ルーム・トゥ・リード)の創設者ジョン・ウッドが来日しました。
約一週間の滞在で、大口寄付者との会食や、日本の企業トップとのミーティング、各種イベントなどのスケジュールをこなす予定です。
24日(土曜)には、六本木ヒルズのヒルズ・アカデミーで、ファンドレイジングのイベントもありました。
昨年12月の来日時のパーティーの模様は、以前にもご紹介しましたが、
リンク: Global Good News Blog: Room to Readのパーティーに参加した.
今回も、まあ、華麗というか派手というか、エキサイティングなイベントでした。
そして、前回以上にパワーアップしたイベントでした。
前回は、外資系セレブというか、外資系企業の外人とそこに勤務する日本人の集まり、という感じでしたが、今回は、日本人セレブもぐっと増えた感じです。
司会は早見優さん。
お客様には、加藤タキさんなどテレビでよく拝見する方々が何名か。
昨年度のミス・ユニバースのファイナリストのお嬢さんたちも3名、参加です。
チャリティ・オークションでは、19世紀の中国のアンティーク家具、松坂大輔選手などレッドソックスの選手のサイン入りボール、アンコールワットの最上級ホテル宿泊券、カリフォルニアのプライベート・ワイナリー滞在権など、ため息が出るようなアイテムが競り落とされたりします。
オークションの最後は、ジョン・ウッド自身が登場し、学校や現地語の図書出版、少女への上顎金などの提供者を募ります。
ラオスやスリランカの幼稚園建設は、1件250万円くらいするのですが、たった3分で5つの幼稚園が提供されたり、27万5千円する少女奨学金に30人くらいの人が提供を申し出たりします。
数十万、数百万の寄付金が平気で飛び交うこのオークション。
僕のような一般市民には、とてもついていけない世界ですが、たしかにエキサイティングであります。
ジョン・ウッドも会場の参加者もどんどんハイな状態になり、最後には、
「今、この場で俺達は、世界を変えたんだ!!」
くらいの高揚した気分になります。
社会貢献、特にチャリティ関係は、実はエンターテインメント・ビジネスだと思うのですが、現実にアメリカ流のファンドレイジング・パーティーを体験してみたら、そのことがよく分かります。
生半可なコンサートやスポーツの試合以上にエキサイトしますし、会場との一体感は凄まじいものです。
このようなファンドレイジングは、日本人の体質には合わないという意見もあります。
僕も、とても一夜で250万の寄付なんてできる身分ではないので、そのような意見に共感できる一方で、これはいままでの日本には無い文化で、そこが新しいしおもしろいとも思います。
ともかく、Room to Readは、イベントに来てくれたお客様を満足させるノウハウを持っている。資金不足に悩む日本のNPOも見習うべきところは多いでしょう。(竹井)
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