「iPod(アイポッド)」など、録音・録画に使うデジタル機器の価格に、著作権者へ支払う補償金を上乗せしようという制度改正の作業が難航している。著作権者側は29日、メーカー側に責任があるとし、抗議の会見を開いた。
これまでも、家庭内で音楽やテレビ番組などをコピーすることができるMDやDVDレコーダーなどには、歌手や俳優、作曲家などいわゆる「著作権者」に支払う補償金が価格に上乗せされている。
文化庁の検討委員会では、その後登場したiPodやハードディスク内蔵型レコーダーなども対象とする方向で作業を進めてきたが、価格への上乗せにメーカー側が強く反発、制度改正のめどが立たなくなったとして、著作権者側が29日、抗議の会見を開いた。
現在もメーカー側が歩み寄る見通しは立っておらず、調整は難航する見通し。
(05/30 03:15)