長崎・佐世保市で04年に起きた同級生殺害事件で、県の支援センターは、加害少女の行動の自由を制限する強制的措置の延長を求めない方針を明らかにした。
この事件は04年6月1日、佐世保市の小学校で当時6年の少女が同級生をカッターナイフで切りつけて殺害したもの。少女は事件後、栃木県の児童自立支援施設で行動の自由を制限される強制的措置を受けている。県佐世保こども・女性・障害者支援センターは29日朝に会見し、今年9月に期限となる強制的措置の延長を求めない方針を明らかにした。その根拠として、事件へのしょく罪意識や、問題行動、再犯を回避する自覚などが高まったことを挙げている。
少女は、今後も収容施設で専門家の支援を受けながら更生を続けるとみられる。
(05/29 21:45)