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四川大地震、餌不足でパンダ6頭避難

  • 2008年05月24日 01:00 発信地:臥竜/中国
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中国・四川(Sichuan)省臥竜(Wolong)のジャイアントパンダ保護研究センターで、四川大地震で倒壊した施設の一部(2008年5月23日撮影)。(c)AFP/LIU Jin

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【5月24日 AFP】(写真追加)四川大地震の震源近くの臥竜(Wolong)自然保護区にあるパンダ保護研究センターのパンダ6頭が23日、地震による被害と餌不足のため省内の別の自然保護区にトラックで避難した。また前日には別の8頭が北京動物園(Beijing Zoo)に飛行機で移送された。センター職員が語った。

 6頭が向かった先は臥竜から南西約200キロの雅安(Ya'an)にある保護区。

 新華社(Xinhua)通信によると研究センターにはほかの動物園に貸し出しされているものを含め86頭が登録されている。震災後3頭が行方不明で、現在センターに残っているパンダは約46頭。

 新華社通信は地元森林当局者の話としてパンダの避難は餌不足が原因の1つと報じている。この当局者は「水は十分にあるが、餌が大きな問題となっている。パンダにはササとリンゴが至急必要だ」と語った。

 研究センター広報によると、22日には別の8頭が北京動物園に向けてセンターを出発した。これは北京五輪期間中の8月8日-24日に特別展示されるためだという。広報は「臥竜からのパンダ8頭は24日に動物園に到着する。8頭の状態は到着するまで分からない」と述べた。

 当局はこのほどパンダの主食であるササなどの食料を大量に船で送った。(c)AFP

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