2008年5月29日 23時56分更新
29日夜、大阪・西区の建設会社の駐車場で液体が入ったバケツが見つかり硫化水素と見られる有毒ガスが検出されました。
けが人はいませんでしたが、警察は何者かがいたずら目的で硫化水素を発生させようとした疑いもあるとみて調べています。
29日夜8時すぎ、大阪・西区北堀江の建設会社のビルの1階にある駐車場で異臭がするとこの会社の従業員が通報しました。
警察が調べたところ駐車場には液体が入ったバケツが置いてあり、ここから硫黄のようなにおいがしたため消防隊員がポリ袋に包んで撤去しました。
周辺には一時においが立ちこめ、建設会社の従業員や近くの住民など11人が避難しましたが、けが人はいませんでした。
警察などによりますとバケツの中の液体は泡立っていて、周囲には黄色い液体が漏れだしており、硫化水素と見られる有毒ガスが検出されたということです。
バケツは建設会社が灰皿の代わりに使っており普段は水を入れて、駐車場の奥に置いてあるということです。
警察は何者かがいたずら目的で硫化水素を発生させようとした疑いもあるとみて調べています。