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【社会】

偽の領収書で新聞購読料を詐取 詐欺容疑で長久手の店員逮捕

2008年5月29日 朝刊

 名古屋・名東署は28日、詐欺の疑いで愛知県長久手町塚田、毎日新聞藤ケ丘販売店従業員北山哲也容疑者(45)を逮捕した。

 北山容疑者は5月初旬、勤務先の販売店が担当する名古屋市名東区の新聞購読者の主婦(56)に、集金の権限がないのに「4月分の集金にうかがいました」などとうそを言い、新聞購読代金5500円をだまし取った疑い。「パチンコ代や飲食代欲しさにやった」と容疑を認めている。

 同署によると、北山容疑者は店名などを手書きした偽の領収書で朝刊とスポーツ紙の購読代金を読者に請求、不審に思った読者が販売店に電話をかけた際も自分で応対していた。後から正規の集金人が代金を請求して発覚。30人ほどから購読代金をだまし取っていたとみられ、同署は余罪を追及している。

 北山容疑者は店の金の着服などを繰り返していたらしく、販売店主らがやめるように言っても「店に火を付けるぞ」などと脅し、店で働き続けていたという。同販売店は「偽の集金人には払わないでください」などとチラシで呼びかけていた。

 ▽毎日新聞中部本社代表室の話 取引先である販売店の従業員が逮捕され、誠に遺憾です。厳正に対処する所存です。

 

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