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「ついに」というべきなんでしょうか。
表示偽装、料理の使いまわし、など食への信頼を裏切り続けた高級料亭「船場吉兆」が廃業しました。
福岡市にある博多店はきょうから営業を中止し従業員には解雇が伝えられました。
大阪市に本店がある高級料亭「船場吉兆」はきのうで営業をやめ廃業すると発表しました。
午前10時から開かれた説明会には、パートを含む従業員36人のうち34人が出席し、弁護士が廃業の報告をしました。
全員が解雇通知書を受け取り、金銭補償や再就職などに関する質問が出たということです。
船場吉兆の偽装問題が最初に発覚したのは去年10月のことでした。
岩田屋に入っていた店舗で賞味期限などの改ざんが発端となり、次々と偽装が明らかになりました。
一旦は休業しながらも再建を目指した船場吉兆。
博多店は今年3月に営業を再開しましたが今月に入って、客に出した料理を使い回していたことが新たに発覚。
それ以降、全く客が来ない日もあり売上げは去年の3分の1にまで落ち込み、ついに廃業に追い込まれました。
船場吉兆によりますと使いまわし発覚後に実施した従業員に対するアンケート調査で、これまでに明らかになっているもの以外にも、食材の使い回しが横行していたことが判明したということです。
高級料亭を舞台に次々と明らかになった不正行為。
消費者を裏切り続けた代償は、船場吉兆にとってあまりにも大きいものとなりました。
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