nLiteとは、不要なコンポーネントの削除、無人インストール用ファイルの作成、
ドライバの統合やTweak、ブータブルCD/DVDの作成に至るまで様々な事ができるツールです。
*追記 極限まで削りたい人へ
nLite公式HPから本体をDLし、インストールする。
nLiteには.NET Framework 2.0以上が必要である。
インストールされていない場合はnLite導入時に誘導されるので、インストールしてください。
公式HPにnLite用のFrameworkLite 2.0 R3が用意されているが、現nLiteのVerでは動作しない。
.NET Frameworkをインストールしたくない場合は、.Net Framework for nLiteを参考に。
先にHFSLIPで作成したフォルダSOURCESSを指定する。
経験上、自分の納得がいく(正常に動作する)統合CDを作るのに何度かnLiteで試行が必要である。
nLiteはファイルをコピーして書き換えるのではなく、直接書き換えるので、
マスターのSOURCESSフォルダとは別に、フォルダSOURCESSをコピーして使うと便利。
サービスパック、Hotfix,アドオン~ という2つはHFSLIPで済ませてあるので選択しない。
ドライバ以下の作業を選択する。
ここでは、ビデオカードやサウンドカード、LANカードなどのドライバを統合する。
*.infファイルを指定するだけのものはすんなりいくが、
*.exe形式のドライバだと、展開できないものは統合できない。
*.msi形式やある程度の*.exe形式は
Universal Extractorで展開可能。
下のサイトに多少説明があり、参考になると思う。
http://www4.zero.ad.jp/Angel.Omega/nLite.htm#driver
ここがメインになる。
まず互換性の窓が出るので自動的に保護してほしい機能があれば選択してください。
赤文字のコンポーネントは重要だったり、危険度が高いものである。
説明をよく読んでから選択してください。
下のサイトはXPでの内容になるが、参考になると思う。
http://vols.nobody.jp/remove1.html
また、参考になるかわからないが、以下に私の設定(07/11/27安定版)を載せる - Ver1.4final使用。
もっと削りたいという人向けのページ ⇒ 軽量重視
キーボードは上のUnited States-International keyboardだけ残す。
言語は上のCentral Europeだけ残す。
右下の"拡張"で[Keep Box]にxcopy.exeとping.exeを入れる。
HFSLIPでHotfixを統合していて、且つnLiteでウェブビューを削っていると、
セットアップ時にwebvw.dllが無い旨の表示がされるが、無くても特に問題ない。(自動インストールにも支障なし)
また、Keep Boxにwebvw.dllを追加してもウェブビューの機能が使えるわけではないので意味がない。
全般タブで、無人モードを"全自動"にし、プロダクトキーを入力する。
コンピュータタイプは、分からない人はデフォルトのままでOK。
現状のタイプは、デバイスマネージャのコンピュータで調べることはできるが、
間違った選択をすると、セットアップ時の「setup is starting windows2000」でフリーズする場合がある。
地域タブは全項目設定する。
ユーザータブは個人設定欄の"ユーザー名:"(Administratorのままの人はデフォルト)と、
パスワード欄を設定してください。必要があれば別の項目も変える。
また、所有者とネットワークIDタブの"名前:"と"組織"を設定する。
"ISO上に現在のプリセットをコピー保存する"を無効に設定。
"OEM商標をつける"を有効に設定。
"古いBIOS情報を削除する"を有効に設定(説明通り2001年以前のマザーボードの人は設定しないように)。
商標を有効にすると、上の様にシステムのプロパティにnLiteの画像が表示される。
パッチタブは何も変更していない。(2kだとほとんど変更できない)
Tweaksとサービスに関しては、セットアップ後レジストリなどで弄っているため私は設定していない。
必要がある人は自分の分かる範囲で変更してください。
サービスやレジストリのTipsに関しては別ページで補足する。
ここまで設定を終えたら、削除を開始する前に今までの設定を保存する。
左下に"プリセット"というのがあるのでそこから保存できる。
分かりやすい名前(今日の日付とか)を付けておく。
設定ファイルを保存しておくことで、次回作成時の参考になる。
ラベルに自分のwindowsCDのボリュームラベルを入力する。
また、CD内のファイルを置き換えたり削除追加したい場合は"エクスプローラ"から行う。
そしてISO作成すれば無事にISOイメージファイルが作成される。
このあとは、仮想PCで動作確認し、正常にセットアップ完了すればCDに焼く。
エラーが出たり、途中で止まったりしたらやり直し。
自分に合ったCDを試行錯誤して作成してください~
以上でnLiteの説明はおしまいです。お疲れ様でした。
セットアップ終盤の"設定を保存しています"というところで止まってしまう。
まったく同じ設定で、止まらず正常に動く場合もあり挙動が謎。
どうやらnLiteのVer1.4で発生してる現象らしく、Ver1.41で修正されています。
この表示バグはセットアップ時のみ起こる問題で、その他には問題ない。
1. .Net Framework2.0 for nLiteを追記
08/02/17
5. コンポーネント削除のKeepBoxに追記
6. 無人インストールのコンピュータタイプを補足
Ver1.4.1で検証
別ページに極限?まで削る設定と補足を追加
7. オプションに追記など、細かい修正