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2006-07-30

反省をしない「いじめ教師」に棺桶をどうぞ

3年前に福岡市西区の市立石丸小学校で起きた男性教師によるいじめ事件で、被害男児(現在は中学生)と両親が福岡市と教諭に対して起こしていた裁判の判決が福岡地方裁判所であり、野尻純夫裁判長は福岡市に対して220万円の支払いを命じた。わたしはこの事件についてはここでも少し触れたし、いろいろな媒体でも取り上げてきたが、感想を言わせてもらえば、裁判所は最低限の判断しかしなかった感がある。
 この事件は3年前の5月に当時石丸小に勤務していた教師が母親から先祖に米国人がいる事を聞き、以来男児の事を「血が混ざっている」と発言したり、学習道具の片付けが遅れた男児の両耳を引っ張るなどしたほか、男児に対して侮辱的な意味で「米国人」、「髪が赤い」などと声をかけたり、ランドセルをゴミ箱に入れる事もあったという。さらに、この教師は「外国人の血が混じっているので汚れている」、「生きている価値はない。早く死ね」などの自殺を強要する内容の発言もする(判決ではこれを否定したが、この発言はあったと考えていい)など、とかく男児を目の敵にしていじめ抜くというまるで教師というよりは田舎ヤクザがやるような事を行なっていた。
 それだけではない。このならず者教師は事件が明らかになった後も男児の家の近くに車で乗りつけて男児や家族を監視したりするなどして、男児はPTSD症状を出すまでになった(医師はそう診断したが、判決はこれを認めなかった)。両親の訴えを受けて福岡市教育委員会は調査を進めた結果、米国人に侮辱的な発言をしたという事実があったと認めて、全国初の教師のいじめと判断、定職6ヵ月の処分を科した。男児と両親は「処分は軽い」とこの処分を批判したが、彼らが言った事には同感できる。と言うのも、この教師は反省するどころかマスコミの非難に対しても「自分の方が被害者」などと開き直った上、自分なりの米国論まで展開するというバカさ加減を見せつける。さらには、「訴えるなら、なぜ傷害罪で訴えない」と男児側に挑発まで行なった。当然、現在までの謝罪はない。この教師は男児に「血が汚れている」と言うが、それを言うならてめえの脳みその方が汚れているのではないのか?こんな教師をいまだ教壇に上げる福岡市教委の姿勢も理解できない。いっその事、教師に復活させずに昔懐かしい「小遣いさん」(用務員とも言う。今はこれは言ってはいけないという事だが、教師のやった事を考えれば、男児と同じ思いを味わせるにはこの類の言葉を「必要悪」として使わざるを得ない。ここで出てくる「言うたらあかん言葉」については、上記の目的で使っている)にした方がいい。
 また、石丸小の父兄の中にはマスコミの質問に対して、「あの先生はいい先生」と教師をほめる発言をした輩もいたが、本当に物を見ているのか?まるで教師からいくらかもらったのかと勘繰りたくもなる。
 男児側は提訴に踏み切ったが、これは異例の陣容となった。全国の弁護士がこの裁判に関心を持って協力、全国レベルの弁護団という強力な味方をつけた。裁判では福岡市側は一定の賠償責任を持つと明言、一方の教師側は「いじめや体罰はない」などとこの期に及んでもまだ関与を否定するという真性バカぶりを見せる。裁判は3年という歳月に費やしたが、最初に示した通り判決は最低限の事しか認めなかったという感がある。PTSDは認めず、教師への責任も却下した。さらに差別発言もなかったというこの判決は不当とも言える。本来罰されねばならない教師が民事において「おとがめなし」という判断は明らかにおかしいのである。
 今後男児側も控訴するという事で、裁判は福岡高等裁判所にその舞台を移すが、何においてもここまで反省も謝罪もない、この人非人教師にはやはり生命をもって償わせるしかないであろう。裁判所は判決で否定したが、男児側に死に等しい苦しみを与えた事は事実である。ならば、この教師も潔く首を吊っていただかねば神様は平等とは言えない。棺桶はこちらで用意しておくから、迷わず地獄へ落ちてもらおう。もしよければ、こちらが介錯してもいいのだが(法律の壁があって難しいが、許されるのなら理想の介錯方法がある。魚釣りの大型魚籠〔びく〕をこの教師の頭部に被せたまま、怪力で魚籠を締め上げながら、相手の頭蓋骨を粉砕する。後は室見川あたりに「水葬」して、翌日の朝は博多湾というやり方である。ちなみに元ネタは「必殺からくり人・富嶽百景殺し旅」で芦屋雁之助が演じたどじょうの宇蔵がやった殺し技である)。

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コメント

この事件は後に捏造と発覚する。

そうです。1月の時点で、「新潮45」編集部が検証した本を読んで知っておりましたが、ご指摘もないし、別ルートで加害者とされた教師の方に謝罪の意を表して解決していた事もあって、そのままにしておきました。
失礼致しました。

あなたの意見こそ、感情および盲信にのみ根拠があるのでは?
「でっちあげ」という書物を、ぜひ読んでみてください。

「新潮45」の編集した本が「でっちあげ」ですし、その本を読んで言われる通りの感情および盲信にのみ根拠がある事はすでに理解しています。
だから、既に別の場で謝罪の意を表して解決しているのです。
これを書いたのがかなり前ですし、その後「でっちあげ」も読み、その間違いもしっかり受け入れています。その点はご理解の程をお願いします。

センセーショナリズム報道って怖いですよね。
報道を盲目的に信じないように心がけましょう。

こんさん、ありがとうございます。
この失敗も良い経験になりました。また、のぞいてみて下さい。

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