2008年5月29日 13時17分更新
甲府市立甲府病院で、消化器内科の医師が相次いで退職する問題で、病院は入院患者を転院させる措置を始めました。
この問題は甲府市立甲府病院で現在4人いる消化器内科の医師が来月から夏ごろにかけて全員が他の病院に移るなどして相次いで退職することになり、来月2日以降、専門的な治療が休止されることになったものです。
これを受けて消化器内科の患者の治療は、4人のうち1人が非常勤として引き続き行うほか、外科や一般内科の医師が協力してあたることにしています。
しかし、病院によりますと消化器内科の入院患者は現在18人いて、専門的な治療を必要とする人もいることから転院を進めているということです。
市立甲府病院ではことし2月には精神科の医師の退職にともなって精神科が診療を休止するなど医師不足が深刻化しています。
市立甲府病院では「患者の皆さんにご迷惑をかけて申し訳ない。
山梨大学医学部にあらためて医師の派遣を要請するなどして影響を最小限に止めたい」としています。