県革新懇などは、陸上自衛隊福島駐屯地に対し、福島市内で29日に予定されている武器携行歩行訓練の中止を要請した。
訓練は29日午後8時~30日午前5時、迷彩服や小銃などを身に着けた自衛官約30人が、福島市荒井の同駐屯地周辺の約30キロを歩く予定。要請書は「武装した自衛隊員が集団で深夜に訓練歩行するもので、重大な危惧(きぐ)の念を持たざるをえない。市街戦を想定した訓練で、憲法9条を持つ日本ではあってはならないこと」と指摘した。
同駐屯地は「毎年行っている通常の訓練。実弾も入っておらず問題ないと考えている」と話し、予定通り訓練を実施する方針。【松本惇】
毎日新聞 2008年5月28日 地方版