2008年5月26日

PayPalは支払い不能になるバグを10日も放置中

Michael Arrington

0 comments »

append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

PayPal支払いサービスのページに5月16日ごろから、ユーザーが居住国と異なる国の相手方への支払を行うことができなくなるバグが発生した。 当初の苦情と関連する議論はここに。さらにこちらで議論が続いた。

数日前からわれわれもこの話は聞いていた。しかしバグというのは、あまりにありふれていて、何か特別の事情がないかぎり普通はニュースとしてわれわれのところで取り上げるほどの価値がない。

で、特別の事情というのはこうだ。このバグは発見されてからもう10日もたっている。このバグはドロップダウンメニューの不具合という非常に単純なものだ(上のビデオ参照)。しかも数日前からPayPalはこのバグについて認識している。にもかかわらず直されていない。ユーザーはさすがに怒り出している

要するにこのバグはドロップダウン・メニューから国を新たに選ぶ際、その値が保存されないというだけの問題だ。バグ修正にさして手間がかかるとは思えない。というか、このバグについての告知をブログに書いている暇にはソースコードが修正できてしまっただろう。なぜこれほどバカバカしく長い間放置されているのか? 社内的にバグの修正待ちの行列のどこかに放り込まれたままになっているというのがありそうな理由だ。その間にもPayPalで集金している業者は金を取りはぐれるという被害に遭い続けている。

ある業者のコメントがすべてを物語っている。

PayPalがこんな初歩的な支払いトラブルを即座に解決できないとは驚きいった話だ。わが社の顧客から5日前に〔支払いができないと〕最初の苦情があったので即座にPayPalのサポートにこれを伝えた。PayPalのサポートデスクはそういうわけでこのバグの存在を当然知っている。にも関わらず、いつバグが修正されるかおおよそスケジュールさえ教えてくれようとしない。PayPalは安定した資金の振り込みが不可能なシステムということらしい。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

タグ: ,

【関連記事】



PR
Ads by Overture

Leave a Reply