2008年5月28日 20時59分更新
中国地方5県の知事が国への要望などを話し合う知事会が松江市で開かれ、財源的に自立できる地方分権の推進などを定めた3つのアピールと採択しました。
松江市のホテルで開かれた「中国地方知事会」には各県の知事が出席して、今後の地方の役割や課題をテーマに話し合いが行われました。
この中では島根県の溝口知事が「河川の管理や整備など大きな事業が地方に移管された場合、財源確保の仕組みを研究することが大切だ」と述べました。
また、鳥取県の平井知事は「地方自治体の間でもさまざまな格差がある中で、地方分権をどう調整していくのかが課題だと思う」と述べました。
この後、財源的に自立できる地方分権の推進と、地方税や地方交付税の充実、それに高速道路ネットワークの早期整備、の3つのアピールを採択し、中国地方として国に提言することになりました。