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途絶えた王家の血統、後継者に平凡な会社員

 平凡な会社員がある日突然、朝鮮王室の直系後継者として浮上しそうだ。

 映画のような出来事の主人公は、現代ホームショッピング商品第2本部長の李源(イ・ウォン/44)さん。

 公式には「王子」とは呼ばれていないが、16日に日本で死去した李玖(イ・グ)さん(73)の養子として入籍が確定すれば、朝鮮王室の血統を継ぐ後継者となる。

 会社などで普段は「李サンヒョプ」という名前を使用している李源さんは直系ではないものの、26代王である高宗(1852∼1919)のひ孫で、王室末期の義親(ウィチン)王(1877~1955)の孫に当たる。

 全州李氏大同宗約院の李桓儀(イ・ファンウィ)理事長は20日、「10日ほど前に李玖さんに最後の面会を果たしたとき、李源さんを養子として受け入れることを認め、李玖さんはそれを証明するための署名を残した。理事会で養子縁組の可否が最終決定される」と述べた。

 李源さんは電話インタビューで「まだ宗親会で入籍の可否が最終決定していない。ニューヨーク在住の父(李チュンギル氏)ら家族が22日にソウルに来た際、家族会議を開いた上で、立場を表明する」と述べた。

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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