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MoPiX特別インタビュー 史上最強の予言者ジュセリーノに聞く!
神の助言を元に警告し続けるジュセリーノが目指す世界とは?

神の助言を元に警告し続けるジュセリーノが目指す世界とは?
ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース
1960年ブラジルのパラナ州マリンガ市生まれ。ブラジルの教師。9歳の時から予知夢を見るようになり、その内容を何万通もの手紙で政府機関などに警告し続けている。アメリカの9.11テロやサダム・フセインの所在情報、スマトラ島沖大地震、東京地下鉄サリン事件、ダイアナ妃事故死、阪神・淡路大震災など、数多くの予言を的中させ、今世界中で最も注目されている予言者である。

的中率90%といわれる予言者・ジュセリーノが、日本の未来に対して警告を発している。「2008年9月13日、日本か中国でマグニチュード9以上の巨大地震が発生し、死者は100万人にのぼる」、「2011年、新型ウイルスが世界的大流行を引き起こし、7300万人が死亡する」など、詳しくは本書を読んでいただきたいが、死者の数が尋常ではない。今後私たちが生き残るために何をすればいいのか、私たちの未来に光はあるのか。日本に警告するため緊急来日中のジュセリーノ本人に話を伺った。


神の助言を元に警告し続けるジュセリーノが目指す世界とは?『ジュセリーノの予言 日本の未来、世界の未来への警告』
テレビ東京で放送された特番「史上最強の予言者ジュセリーノ 未来を変える5つの警告」が1冊の書籍になった。2008年9月にアジアで死者100万人もの巨大地震が起こる、2008年夏には、日本は灼熱の気温になるなど、2008年だけでも驚愕なできごとが目白押しである。本書を読んで、災害に備えておきたい。
定価:1260円(税込み) 発行:ソフトバンククリエイティブ


――中国の四川省で、死者4万人を越える(2008年5月26日現在)という大地震が起こりました。ジュセリーノ氏の予言には、このような人命を脅(おびや)かす天災の予言が多いのは、どうしてでしょうか?

私は予知夢を見て、各関係者に警告文を送る活動をしています。予知夢の内容は、もちろん悪いことばかりではなく、良いことも夢で見ます。しかし、人には悪い癖があります。素晴らしいことを話したら、そのことに安堵してしまい、地球の未来のために努力をしなくなります。悲惨なできごとだけを伝えるのは、そのことに対して真剣に向かい合い、素晴らしい世界になるために前向きな姿勢を持ってもらいたいと思っているからです。

――「9月13日に日本か中国でマグニチュード9以上の地震が起こり、死者が100万人」や、「2043年以降に日本列島が沈む」などと言われると、われわれ一般の人間は、逆に途方に暮れてしまいそうですが?

そう思う人は、現在の幸せに満足していて、未来に対する危機感を持っていない人だと思います。現在はそのような人ばかりです。そういう人は大地震が起きたとしたら、「どうすることもできない。死んでしまってもいい」と思ってしまいます。でも、そうではないのです。私は、この世界が終わるからといって、何もしないで諦めてはいけないと考えています。地震や台風などは自然現象なので、止めることは誰にもできません。しかし、被害の規模を小さくすることはできます。
2007年12月22日に起きたインドネシアの大地震はとても印象的でした。私は、1日違いの23日に大地震が起きるという夢を見たので、インドネシアの政府に警告をしていました。そのことが世界的な新聞やメディアで取り上げられたのです。そして、インドネシア政府は、大規模な避難訓練を行いました。海や水から離れること、ビルから離れること、広い原っぱで座るか寝転ぶこと。そういう基本的なことを教えました。そのお陰で、死者はほとんど出なかったのです。

――インドネシアの人々は、よくパニックにならずに、迅速な行動を取れましたね?

地震は、突然起こるからパニックになるのです。いつ頃起こるのか事前に知り、そのためにきちんと準備することで、人の命は助かります。
中国の地震でも、ミャンマーのサイクロンでもそうですが、事前に訓練を受けていなかったのではないかと思います。中国では、地震が起きたとき、建物の中に入ったため、生き埋めになった人が多かったのではないでしょうか。おそらく、「地震がきたら机の下に隠れましょう」というような間違ったことを教えていたのだと思います。そういった間違いを正していくのが私の仕事だと考えています。

――小惑星衝突など、私たちにはなす術(すべ)がないこともあると思いますが?

そんなことはありません。私は、一人ひとりの努力によって、この地球を救うことができると考えています。その第一歩として、まずは家族を愛することが大切です。ぜひ自分の家族とコミュニケーションをはかることから始めてください。その愛が、その周りに広がっていきます。小惑星の衝突が起こらなければ、それはまさにみなさんの愛と努力によって、状況が変化したということなのです。
子どもの読者から手紙をもらいました。「この本を読んだお父さんが、僕を抱きしめてくれた」という内容でした。それこそが家族の愛なのです。この本を通じて、私のメッセージが少しでも伝わったことを感じ、大変嬉しかったです。

――「予言が外れたのは、人々の心が入れ替わったから」という論理は、予言ではないという反論もあるかもしれません。それについて、いかがでしょうか?

これはいつも言っていることですが、私の予言は外れてほしいのです。まったく当たらない予言者になりたいと願っています。大きな事件や災害で、人々の尊い命が消えてしまったときは、いつも胸を痛めています。神は私にメッセージを伝えたのに、私の力では未然に防ぐことはできなかったわけですから。警告文を送っても、聞き入れてもらえないことがほとんどです。そういった意味で、私は予言者ではなく、警告者なのかもしれませんね。

神の助言を元に警告し続けるジュセリーノが目指す世界とは?
予言は外れてほしいと語るジュセリーノ氏。

――日本の未来に警告することはありますか? また、日本人は今後どうしたらよいですか?

警告とはちょっと違いますが、日本は世界のリーダーになる必要があります。政治的な問題も抱えていますが、日本の教育は優れています。経済的にも他の国に比べて豊かです。
しかし、日本に足りないものがあります。それは、自由がないということです。個人の自由という意味ではありません。自国で「世界のための決断を下す自由がない」ということです。
日本は素晴らしい国です。世界のための決断する自由を手に入れたなら、とても明るい未来が見えてきます。

――日本をアジアの拠点と考えているのも、日本の可能性を信じているからですか?

日本というのは、地理的にはあまり恵まれていません。地震はよく起こりますし、台風もよく通過します。しかし、今後、世界でリーダーシップを取っていける国だと思っています。
日本はテクノロジーが優れています。知識もあります。そして、国民が協力することに長(た)けています。例えば、阪神・淡路大震災のあと、第2次世界大戦のあとを思い出してください。人々がひとつになって、再び国を立て直そうというパワーが優れているのです。
同じ可能性のある国、ついて行きたいと思っている国にとって、日本は世界のリーダーになれます。だからこそ、私も日本に来ているのです。

――ジュセリーノ氏の体を借りて、神は私たちに警告しているわけですが、神が望む世界というのは、どのような世界なのでしょうか?

神というのは一人ひとりの心に存在するものですから、神が何を求めているかということは、個人の心の中で理解すべきだと思います。神は、私たちを「正しい道に導くものである」ということは間違いありません。
神が求めている世界というのは、くだもの畑で例えると、いろいろな種類のくだものをみんなで分かち合って食べているというイメージです。それは人間に限ったことではありません。動物も植物も、環境も地球も同じです。すべてがお互いに理解し合い、愛し合うことで、ひとつの平和な世界ができるのです。そのためには、私たち一人ひとりが責任を持って行いを改めることで、新しい世界を築いていくことが必要とされているのです。
しかし、人間はこれまで逆の生き方をしてきました。科学的な発明や発見をマイナス方向に利用してきました。核兵器や原子爆弾などを生み出し、多くの人が殺し合っているのです。これが現実です。そして、今一番考えないといけない戦争は、環境戦争です。環境破壊により、近い将来、多くの人が亡くなっていく悲惨な世界になっていきます。

神の助言を元に警告し続けるジュセリーノが目指す世界とは?
日本は世界のリーダーシップを担うでしょう。

――今後は悲惨な世界になるということですが、明るいことはないのでしょうか?

人々が意識して変わっていけば、時期が早まるかもしれませんが、それは2043年以降のことです。例えるならば、花が咲き出す時期だと思ってください。これからの35年間は、本当に厳しい時期だと思います。素晴らしい将来をつくるために、一人ひとりが今の過ちに気付き、変えていかなければなりません。
このようなメッセージを伝えるために、私は講演をしたり、テレビなどのメディアに出たり、本を出版したりして、世界中で活動しているのです。

――活動を通して、人々の意識は変わってきましたか?

いろいろな人に会ってきましたが、変わってきたことを感じています。それは宗教を変えるということではありません。日常に愛を植えるということです。今の世の中は憎しみだらけです。そうではなく、愛を咲かすために愛を植えるということです。
私が活動し続けることで、より多くの人の心を動かしたいと思っています。すべての人の心を変えることは無理ですが、大多数の人々に私のメッセージが伝わったら、こんなに素晴らしいことはないと思います。

――予知夢で見る未来は良い方向に変わりつつありますか?

良い方向に変わってきていると、自信を持って言えます。だからこそ、私はここにいるのです。確実に成果は出ています。
どんな国の人、どんな宗教の人であろうとも本当の幸せを感じ、みんなで分かち合える世界をつくっていかなければなりません。人は頭を使って物事を変えることができます。未来の子どもたちに、幸せな環境をつくるべきだと思います。そして、確実に明るい未来に向かっています。

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取材後記
笑顔で取材に応じてくれたジュセリーノ氏は、何ともいえない包容力のある人物だった。これは、氏が言うところの「環境や地球と一体になる」ということなのだろうか。予言の的中率にばかり目がいってしまっていた私はジュセリーノ氏の真のメッセージを聞き、これからの生き方について改めて考えさせられた。

(取材・文/森秀治 撮影/金澤智康 動画/小松智幸 協力/わぐりたかし 構成/大川朋子)

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