海賊に襲われた?ソマリア近海で貨物船が消息絶つ

新華社アムステルダム(オランダ):オランダメディアは27日、オランダの船会社の貨物船が先ごろ、ソマリア近海のアデン湾で襲撃に遭い、9人が行方不明になったと報じた。
報道によると、この貨物船は中米の国・アンチグアバーブーダの国旗を掲げていたが、所有者はオランダに本部を置く船会社。海底油田・ガス田掘削やぐらの部品を乗せて、19日、ケニアのモンバサ港を出航後、連絡がつかなくなっていたという。
報道によると、この船はルーマニアに向かう予定だった。船員9人のうち、4人はロシア籍、5人はフィリピン籍だという。船会社は26日夜、貨物船は襲撃に遭い消息を絶った可能性があると発表したが、身代金の要求があったかどうかについては明らかにしていない。
ソマリア近海ではここ数年、海賊の活動が活発になってきている。海賊が船を襲い、人質をとる事件もたびたび発生している。
【翻訳編集:JCBB(H.A)/G-SEARCH】