 局アナとして名球会ゴルフをリポートしていたころの元気な川田さん(2004年12月16日、クリックで拡大) |
自殺した元TBSのフリーアナウンサー、川田亜子さん(享年29)が思い悩んでいたのは、仕事や交際関係だけではなかった。「彼女は盗聴に脅えていました」。約4カ月前に調査を依頼されたという関係者が夕刊フジに明かした。
報道キャスターを目指して昨年4月、フリーアナウンサーに転身した川田さん。情報番組やバラエティー、雑誌グラビアなど、局アナ時代とは勝手の違う仕事に前向きに取り組んでいたが、人には見せない悩みを内に抱えていたという。
民放テレビ関係者が明かす。
「昨年からストーカーに脅え、盗聴されているのでは、と思い悩んでいたのです」
今年に入ってから、川田さんはさらに精神的に不安定になり、信頼できる番組関係者に相談。この関係者が盗聴器などを突き止める専門業者を紹介した。
専門業者が証言する。
「川田さんが出演する番組のスタッフから私に連絡が入ったのは、4カ月ぐらい前です。川田さんが『盗聴されているみたい』と脅えている、ということで部屋の調査を依頼されました」
依頼内容は、かなり具体的だったという。専門業者が続ける。
「川田さんによると、男性が川田さんの住むマンションのオートロックの内部まで侵入したことまであるということでした。すごく怖がっていて、彼女自身の行動スケジュールも漏れている気配があるとまで話していました」
ただ、なぜか依頼が1度あったきりで、その後は音沙汰がなくなったという。
「こちらは『いつでもいいですよ』と返事をしていました。しかし、連絡が来なかったため、別の業者にでも頼んだのかなと思っていたんです。こんなことになるとは…」
川田さんの周囲にその後、何があったのだろうか。
亡くなった直後に所属事務所が発表したコメントでは「5月上旬から様子がおかしいと感じ、本人に直接確認したところ大丈夫だと言っていました。体調が悪い様子ではありましたが、心配しつつも仕事はしっかりとしていたので安心していました」としていた。
自身の公式ブログでは「母の日」の翌日、5月12日に「母の日に私は悪魔になってしまいました。産んでくれた母に、生きている意味を聞いてしまいました。母の涙が、私の涙がとまりません。母の涙が耳の奥で響いているのです」と綴り、精神状態はきわめて不安定な様子になっていた。
こうした心の叫びを綴っていた公式ブログには、26日以降800件以上の追悼コメントがファンから寄せられた。「ニュース信じられないんですけど…」「素敵な笑顔をありがとう」「ゆっくり休憩してください」…。驚きや追悼の書き込みが相次いだが、ブログを運営するサイバーエージェントでは自殺に関する反響の大きさから27日以降コメントの書き込みを停止するなど、混乱が続いている。
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