西日本新聞

西鉄バス 高速道路肩で客乗降 2度 バス停通過し歩かせる

2008年5月28日 17:04 カテゴリー:社会 九州・山口 > 福岡

 西鉄バス久留米(福岡県久留米市)のJR久留米発砂津行きの高速バスが昨年12月と今年5月、誤って高速道路上のバス停を通過し、路肩に停車した上、客を乗り降りさせていたことが分かった。降車した乗客が道路公社の巡回車に保護されたケースもあった。これらの行為は同社の内規違反の上、高速道路を歩行者が通行することは高速自動車国道法違反で、西鉄広報室は「お客さまにご迷惑をおかけして申し訳ない」と陳謝している。

 同社によると、今月22日、30代の男性運転手が通過すべき九州自動車道太宰府インターチェンジ(IC)=福岡県太宰府市=で、料金所に向かう車線に進入。独断で料金所手前をUターンし、進入路から本線に戻ったという。

 その際、料金所への分岐点と、進入路からの合流点との間にある本線上のバス停を通れなかったため、運転手は合流点近くに来た地点で路肩に停車。歩いてバス停に向かい、乗客2人をバスに誘導したという。

 昨年12月20日には、40代男性運転手が停車予定だった北九州都市高速の高速千代ニュータウンバス停(北九州市八幡西区)を誤って通過。約1キロ先の小嶺IC付近で停車し、乗客2人を降ろしたという。2人は料金所までの約200メートルを歩いたところで、福岡北九州高速道路公社の巡回車に保護された。

 九州運輸局は昨年12月の報告を受け、旅客自動車運送事業運輸規則違反があったとして、今年1月、西鉄を文書指導。27日には今月22日の件を受け、福岡運輸支局が同社と西鉄バス久留米に対して呼び出し監査を実施した。西鉄広報室は「厳粛に受け止め、新たな指導方法を検討する」と話している。

=2008/05/28付 西日本新聞夕刊=

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